Aputure Amaran 300C RGBWW 330W RGB定常光ライト

このライトは2500Kから7500Kまでの幅広い色温度調整に対応しています。これにより、温かみのある夕日の色合いから、清潔感のある昼光色まで、様々な環境光を再現したり、意図した雰囲気を作り出したりすることが可能です。特に、屋内外の異なる照明環境に合わせて自然な色合いで撮影したい場合に非常に役立ちます。細かいケルビン値の調整ができるため、求める光の色味を正確に設定できます。

パパラッチ、花火、稲妻、故障電球、テレビ、パルス、フラッシュ、爆発、火災など、9種類の特殊照明効果モードを搭載しています。これらのエフェクトを使用することで、映画やミュージックビデオなどの映像制作において、シーンに応じたリアルな光の演出を容易に加えることができます。特に、ドラマチックな瞬間や特殊な雰囲気が必要な場合に、手軽にライティングのバリエーションを増やせる点が大きな利点です。

Aputure独自のSidus Linkアプリに対応しており、Bluetooth接続を通じてスマートフォンやタブレットからほぼ全ての機能を遠隔操作できます。ライトを高い場所に設置したり、複数台を同時に操作したりする場合に非常に便利です。明るさや色温度、色相、特殊効果などを手元で直感的に調整できるため、撮影のワークフローがスムーズになり、より効率的にライティングを構築できます。

付属のACアダプター以外に、別売りのVマウントバッテリーを使用することで、電源コンセントがない屋外やロケーションでも駆動可能です。300Wクラスの消費電力に対応するためには、それなりの容量を持ったVマウントバッテリーが必要になりますが、これにより撮影場所の選択肢が大きく広がります。スタジオだけでなく、公園や自然の中など、より自由な環境での撮影を実現できます。

「サイレントアクティブクーリングシステム」を搭載しており、高出力ながらもファンノイズを抑える設計がされています。完全に無音ではありませんが、通常の撮影距離であれば音声収録に影響が出にくいレベルです。ただし、被写体のすぐ近くや、非常に静寂が求められる環境での収録では、ファンノイズが気になる可能性もゼロではありません。安定した高出力維持のための冷却性能も確保されています。

RGBWW（赤、緑、青、冷白、暖白）に対応しており、一般的な白色光だけでなく、HSIモードで360°の色相と彩度を自在に調整し、約36000色以上の任意の色を作り出すことが可能です。これにより、背景の色付け、ムードの演出、カラージェルを使ったような特殊効果など、創造的なライティング表現の幅が飛躍的に広がります。Rec.2020色空間の90%以上をカバーしており、正確な色再現も可能です。

Sidus Meshテクノロジーにより、Sidus Linkアプリ上で複数の対応するAputure製ライトをまとめてグループ化し、一元的に制御できます。複雑な多灯ライティングセットアップを組む際に、ライトごとに個別に設定する必要がなく、全体のバランスを見ながら調整できるため、非常に効率的です。プロの現場で複数のライトを使用する際に特に重宝する機能です。