Beelink Beelink Mini Pc N100プロセッサー EQ12ミニPC

このミニPCには複数のUSBポートが搭載されており、キーボードやマウス、外付けHDDなどの周辺機器を同時に接続できます。USBハブを別途用意する必要がなく、デスク周りをすっきりと整理できる点は便利です。ただし、USBポートの規格（USB3.0やUSB3.1など）や数については、上位機種に比べて少ない場合があります。高速なデータ転送が必要な場合は、ポートの規格を確認しておきましょう。また、USBポートの配置場所によっては、ケーブルの取り回しがしにくい場合もあります。必要に応じてUSB延長ケーブルなどを用意すると良いでしょう。

無線LAN（Wi-Fi）機能を内蔵しており、ケーブルを使わずにインターネットに接続できます。無線LANルーターがあれば、LANケーブルの配線を気にせず、好きな場所にパソコンを設置できるのは大きなメリットです。ただし、無線LANの規格がWi-Fi 6ではなくWi-Fi 5である点は注意が必要です。Wi-Fi 6対応のルーターを使用している場合、Wi-Fi 5では本来の速度を発揮できません。また、無線LANの電波状況によっては、通信速度が遅くなったり、接続が不安定になることがあります。

HDMIポートを2つ搭載しており、パソコンの画面をテレビや外部モニターに出力できます。デュアルディスプレイ環境を構築することで、作業効率を向上させることが可能です。4K Ultra HDディスプレイにも対応しており、高画質の映像を楽しむことができます。ただし、HDMIポートのバージョンによっては、4K出力時のリフレッシュレートが制限される場合があります。特に、古いバージョンのHDMIポートの場合、4K/60Hz出力に対応していないことがあるため、注意が必要です。

Bluetooth機能を内蔵しており、ワイヤレスイヤホンやマウスなどのBluetooth対応機器をケーブルなしで接続できます。配線を気にせず、すっきりとした環境で作業ができるのは大きなメリットです。ただし、Bluetoothのバージョンが5.2である点は注意が必要です。最新のBluetooth 5.3に比べて、通信速度や安定性、省電力性などが劣る場合があります。特に、複数のBluetooth機器を同時に接続する場合は、通信が不安定になることがあります。

このミニPCにはSDカードスロットは搭載されていません。デジタルカメラで撮影した写真や動画をパソコンに取り込む場合は、USB接続のカードリーダーを別途用意する必要があります。SDカードスロットがない点は、携帯性や利便性を重視するユーザーにとってはデメリットとなる可能性があります。頻繁にSDカードを使用する場合は、外付けのカードリーダーを用意しておくと良いでしょう。

このミニPCはVESAマウントに対応していません。モニターの背面に取り付けて一体型パソコンのように使用することはできません。机のスペースを有効活用したい場合は、VESAマウントアダプターなどを別途購入する必要があります。VESAマウント非対応である点は、省スペース性を重視するユーザーにとってはデメリットとなる可能性があります。