Anker Solix C800 Plus A1754

本製品はバッテリー側面の液晶ディスプレイで充電残量や使用されている端子を確認できます。直接的な消費電力の数値表示に関する明確な記載はありませんが、Ankerのポータブル電源の多くは電力表示機能を備えており、接続機器の消費電力をリアルタイムで確認できるのが一般的です。これにより、現在どれくらいの電力が使われているかを把握し、ポータブル電源の容量を超えないように管理することが可能です。

専用のAnkerアプリと連携することで、バッテリーの使用状態や充電・給電状況を詳細に確認できます。アプリからはファームウェアの更新や、AC充電電力の調整（例: 750Wから200Wへの変更）など、詳細な設定変更も可能です。Bluetooth接続に加えてWi-Fi接続にも対応しているため、同じ部屋にいなくても遠隔で操作や情報確認ができる点が非常に便利です。

本製品はUSB-Cポートからの高出力給電（100W）に対応していますが、ポータブル電源本体をUSB PDで充電する機能については記載がありません。本体への充電は主にACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケットからの入力に限定されています。USB PDによる本体充電は、より手軽な充電方法として一部のポータブル電源に搭載されていますが、本製品では対応していないため、充電の際は付属のAC充電ケーブルやソーラーパネル、シガーソケットケーブルを使用する必要があります。

Anker Solix C800 Plusは、Bluetooth接続に加えてWi-Fi接続にも対応した専用アプリ連携機能を搭載しています。これにより、スマートフォンからバッテリー残量の確認、充電・給電状況のモニタリング、さらには入力スピードの遠隔操作まで可能です。例えば、自宅のコンセント状況に合わせて充電電力を調整したり、外出先から電源の状態を確認したりと、利便性が大幅に向上します。

本製品はUPS（無停電電源装置）機能に対応しており、家庭用コンセントから本製品を充電しながら、接続した家電や機器へ給電するパススルー充電が可能です。停電を検知すると、わずか20ミリ秒という高速でバッテリー給電に自動で切り替わるため、パソコンなどの精密機器や、常に電源が必要な機器のバックアップ電源として安心して使用できます。これにより、急な停電時でもデータの損失や機器の停止を防ぐことができます。

本製品には、複数のポータブル電源を接続してバッテリー容量を拡張する機能に関する記載がありません。そのため、単体での使用が前提となります。より大容量の電力が必要な場合や、長時間の連続使用を想定する場合は、本製品よりも上位の容量を持つモデルを検討するか、複数のポータブル電源を個別に用意する必要があります。