FanTime 冷風扇 RD22-1

この冷風扇には自動で左右に首振りする機能が搭載されています。パーソナルスペースで顔や体全体に風を届けたい場合や、少し範囲をカバーしたい場合に便利です。首振り角度は約90度で、卓上での使用に適しています。ただし、上下の自動首振り機能はありません。手動での上下角度調整は可能なので、好みの高さに風向きを設定できます。この機能があることで、単一方向への送風だけでなく、より広範囲に涼しさを感じられます。特に作業中など、位置を変えながら使いたい場合に役立ちます。スムーズな動きで、運転中に不快な音を立てることもほとんどありません。パーソナル冷風扇としては十分な首振り性能と言えるでしょう。

本製品には設定した時間で自動的に運転を停止するオフタイマー機能は搭載されていません。電源のオン/オフは手動で行う必要があります。そのため、就寝中に使用する場合は、寝付く前に自分で運転を停止させるか、つけっぱなしにする必要があります。消し忘れによる無駄な電力消費や、体を冷やしすぎる可能性も考慮する必要があります。タイマー機能は便利な機能ですが、本製品にはありません。シンプルな操作性を求める方や、使用時間をご自身で管理できる方であれば問題なく使用できますが、自動停止機能を重視する方は注意が必要です。

この冷風扇にはリモコンは付属していません。全ての操作（電源オン/オフ、風量調整、首振りオン/オフ、ミストオン/オフ、ライトオン/オフなど）は、本体上部の操作パネルで行う必要があります。卓上やベッドサイドなど、本体に手が届く範囲で使用することが主な用途となるため、リモコンがなくても大きな不便はないかもしれません。しかし、ベッドから離れた場所や、少し距離がある場所から操作したい場合には、その都度本体のところまで行く必要があります。リモコン操作の利便性を重視する方にとっては、この点は確認しておくべきポイントです。操作パネルのボタンは分かりやすく配置されており、直感的に操作できます。

水タンクに氷や保冷剤を入れることで、さらに冷たい風を送ることができます。気化熱を利用した冷却に加えて、冷たい水を使うことで風の温度を下げ、体感温度を効果的にクールダウンさせることが可能です。特に暑い日には、この機能を使うことでより強い涼しさを得られます。ただし、氷を入れると本体や設置面に結露が発生しやすいという口コミもありますので、タオルなどを敷いて対策することをお勧めします。また、氷や保冷剤の効果は時間とともに薄れるため、継続的に使用する場合は定期的に補充する必要があります。手軽に冷却能力をアップさせられる便利な機能です。

製品情報に抗菌フィルター機能に関する記載はありません。水を使用する冷風扇は、水タンクやフィルターにカビや雑菌が繁殖しやすい性質があります。衛生的に使用するためには、定期的に水タンクの水を交換し、タンク内部やミストの吹き出し口、フィルターなどを清掃することが非常に重要です。清掃を怠ると、不快な臭いが発生したり、衛生上問題が生じたりする可能性があります。本製品には抗菌機能がないため、より一層こまめなお手入れが必要です。清潔さを維持するためには、使用しない時は水を抜いて乾燥させるなどの工夫も有効です。

本製品はUSB充電式であり、内蔵バッテリーを搭載しています（容量3600mAh）。USBケーブルを使って、ACアダプター、モバイルバッテリー、パソコンのUSBポートなどから充電・給電が可能です。コンセントが近くにない場所でも、事前に充電しておけばコードレスで使用できるため、非常に持ち運びやすく、様々な場所で活用できます。デスク上だけでなく、ベッドサイド、キッチン、更にはキャンプや車中泊など、アウトドアや移動先でもパーソナルな涼しさを手軽に得られます。電源の自由度が高い点は、この製品の大きな利便性の一つです。

製品情報に水タンクの水がなくなった際に自動で運転を停止する機能についての記載はありません。そのため、水がなくなった状態でもポンプが作動し続け、製品に負担がかかる可能性があります。うっかり水の補充を忘れて長時間運転させてしまうと、故障の原因となる恐れがあります。使用中は定期的に水タンクの水量を確認し、水が少なくなる前に給水を行うように注意が必要です。安全機能としては水切れ自動停止機能があると安心ですが、本製品には搭載されていないようです。特に就寝時など、長時間運転させる場合は注意してください。