オーム電機 雷ガード付安全タップ HS-TK31SFK-22

本製品には雷軽減素子が内蔵されており、落雷時の過電圧から接続機器を保護する機能は備わっています。しかし、雷ガードが正常に機能しているかを示すランプやインジケーターなどの「表示機能」については記載がありません。そのため、雷ガードの状態を目視で確認することはできません。雷サージ保護機能自体はありますが、その動作状況をユーザーが把握するための視覚的なフィードバックは提供されていません。

本製品には、接続機器の消費電力に応じて自動で電力を抑えるような省エネ機能や、個別のON/OFFスイッチによる待機電力削減機能は搭載されていません。そのため、使用しない機器の電源を切るには、プラグを直接抜く必要があります。節電を重視する方や、待機電力を細かく管理したい方には、別途省エネ機能付きの製品を検討することをおすすめします。

本製品には、コンセントの差込口にホコリの侵入を防ぐ「ホコリシャッター」が搭載されています。これにより、未使用の差込口へのホコリの蓄積を防ぎ、トラッキング現象による火災や感電事故のリスクを低減します。特に小さなお子様がいるご家庭や、ペットを飼っている環境での使用において、安全性を高める上で非常に有効な機能です。長期間安心して使用できるための重要な安全対策と言えます。

本製品のプラグ部分に、トラッキング現象による火災を予防するための絶縁カバーが施されているという明確な記載はありません。ただし、本体には熱に強いPBT樹脂が使用されており、導線の二重被ふくも施されているため、全体的な安全性は考慮されています。しかし、プラグの刃の根元に特化した絶縁処理がないため、長期間の差しっぱなしによるホコリや湿気によるトラッキング火災のリスクはゼロではありません。定期的な清掃が推奨されます。

本製品には、定格容量（合計1500W）を超える電流が流れた際に、自動的に電源を遮断するような過電流保護機能（ブレーカー機能）は搭載されていません。そのため、接続機器の合計消費電力が定格容量を超過すると、コンセントや配線に過負荷がかかり、発熱や火災の原因となる可能性があります。特に消費電力の大きい機器を複数接続する際には、合計ワット数に注意して使用する必要があります。

本製品には、電源ケーブルを束ねたり、長さを調整したりするためのケーブル結束機能や、コードを収納する機構は搭載されていません。そのため、余分なケーブルは別途結束バンドなどでまとめる必要があります。配線をすっきりと整理したい場合や、持ち運びの際にケーブルが絡まるのを避けたい場合には、この機能がないことを考慮する必要があります。