象印マホービン 電気ケトル CK-SA08-HZ

本製品は湯沸かし機能に特化しており、温度設定機能は搭載していません。沸騰したお湯のみを使用するため、特定の温度でのお湯が必要な用途（例えば、緑茶やコーヒーを最適な温度で淹れる場合）には不向きです。シンプルに素早くお湯を沸かしたい方には十分な機能です。

このケトルには一度沸かしたお湯を保温する機能はありません。お湯が必要な都度、スイッチを入れて沸かす必要があります。短時間で飲み切る場合や、続けて使用しない場合には問題ありませんが、頻繁に少量ずつお湯を使いたい場合には不便を感じるかもしれません。

水中のカルキ成分を低減する特別な機能は搭載されていません。カルキが気になる場合は、浄水器を通した水を使用するか、定期的なクエン酸洗浄でお手入れを行うことをおすすめします。シンプルな構造のため、お手入れ自体は比較的容易です。

スタッフレビューで「蒸気レス」というコメントがあります。これは完全に蒸気が出ないという意味ではありませんが、他のケトルと比較して蒸気量が少ない設計になっている可能性が示唆されます。設置場所への影響を抑えたい場合に一定の効果が期待できます。

本体を傾けたり倒したりした場合に、お湯が漏れるのを完全に防ぐような特殊な機能は搭載されていません。スタッフレビューにあるように、通常使用時でも注ぎ口からのお湯の出がかなり制限されている設計ですが、これは意図的な注ぎやすさ（ドリップなど）に関するものであり、転倒時の湯漏れを防ぐセンサーや構造とは異なります。使用しない時は安定した場所に置いてください。

本体は単層構造のため、沸騰直後はケトル本体の外側が非常に熱くなります。火傷の恐れがあるため、お湯が沸いた後はハンドル部分のみを持つようにし、本体には直接触れないよう十分注意が必要です。小さなお子様がいる家庭などでは特に注意してください。

お湯が沸騰すると自動的にスイッチがオフになり、多くの場合、カチッという音やパイロットランプの状態変化で完了を知らせます。スタッフレビューでは沸騰中の音が結構するとありますが、沸騰完了自体は標準的な方法で確認できます。