Wacom ペンタブOne TCTC4110WLW0D

筆圧感知機能は搭載されており、筆圧に応じて線の太さや濃さを変えることができます。これにより、手書きのような自然な表現が可能になり、イラストやデザインの制作において微妙なニュアンスを表現できます。ただし、上位機種に比べると筆圧感知の段階数は少なく、より繊細な表現を求める場合は物足りなく感じるかもしれません。初心者や趣味で使う分には十分な機能です。

傾き検知機能は搭載されていません。そのため、ペンの傾きによるブラシ表現の変化はできません。この機能は、より自然な筆のストロークを再現したい場合に重要になります。イラスト制作で、影や色の濃淡を表現したい場合、筆の傾きを検知できる上位機種の方が表現の幅が広がります。しかし、この機能がなくても基本的なイラスト制作は可能です。

ファンクションキー機能は搭載されていません。そのため、ペンタブレット本体でショートカットキーを操作することはできません。作業効率を上げるためには、キーボードショートカットを併用する必要があります。上位機種には、ショートカットキーが搭載されているものもあり、より効率的に作業できます。しかし、初心者やシンプルな操作でペンタブレットを使いたいユーザーには、特に不便はないでしょう。

マルチタッチ機能は搭載されていません。そのため、指で画面を操作してキャンバスの拡大縮小や回転、移動などを直感的に行うことはできません。キーボードやマウスを使って操作する必要があります。上位機種には、マルチタッチ機能が搭載されているものもあり、より直感的に操作できますが、この機能がなくても基本的なイラスト制作は可能です。

ワイヤレス接続機能はBluetoothで利用可能です。これにより、ケーブルの煩わしさから解放され、デスク周りをすっきりとさせることができます。また、場所を選ばずに作業したい場合に便利です。ただし、Bluetooth接続は、環境によっては接続が不安定になる場合があります。安定した接続を求める場合は、USB接続を使用することをおすすめします。

替え芯収納機能は搭載されていません。そのため、替え芯は別途保管する必要があります。替え芯を紛失しないように注意が必要です。ペンをよく使う方は、替え芯をまとめて保管できるケースなどを用意しておくと便利でしょう。上位機種には、替え芯を本体に収納できるものもありますが、この機種では対応していません。