AGI AI178 4TB

本製品の仕様において、AES 256ビットのようなハードウェアレベルでのデータ暗号化機能に関する記載が確認できませんでした。SSD自体による自動暗号化機能を必要とする場合は、別途ソフトウェアによる暗号化や、この機能に対応した他の製品を検討する必要があります。重要な機密情報などを保存する場合は、データの漏洩リスクについて考慮が必要です。

標準的な2.5インチSATA SSDとして、アイドル時の消費電力を抑えるための機能（例: SATA規格のDevSleepモード）に対応していると考えられます。これにより、ドライブへのアクセスがない待機状態では消費電力が削減され、特にノートパソコンなどで使用する際にバッテリーの持続時間向上に貢献する可能性があります。ただし、具体的な省電力モードや消費電力の値については、製品情報に詳細な記載がありませんでした。

SSDはHDDとは異なり、データの読み書きを行う際に物理的に回転するディスクやヘッドといった可動部品を持っていません。そのため、PC使用中の振動や持ち運び時の衝撃に対して非常に強い耐性を持っています。これにより、ノートパソコンに搭載した場合や、振動が多い環境での使用においても、HDDに比べてデータの破損やエラー発生リスクが大幅に低減されます。安心して持ち運びや設置が可能です。

予期しない電源断（突然の停電やケーブル抜けなど）が発生した場合に、書き込み中のデータを保護するための専用コンデンサなどのキャッシュ保護機能は搭載されていないようです。このため、電源が突然失われた際には、その時点で書き込み途中だったデータが破損したり失われたりする可能性があります。ドライブ全体のファイルシステム構造が大きく破損するリスクはHDDより低い傾向がありますが、重要なデータを書き込んでいる最中は注意が必要です。

ドライブ内部の温度を監視し、温度が一定レベルを超えた場合に自動的に性能を制限したり、ドライブを保護したりする機能（サーマルスロットリングなど）に関する明確な記載が製品情報に見当たりません。金属製ケースによる放熱効果は期待できますが、長時間の連続アクセスなど、高負荷で発熱しやすい状況においては、ドライブが高温になり、性能低下や故障のリスクにつながる可能性があります。PCケース内のエアフローを確保するなど、適切な冷却環境で使用することが推奨されます。