Logicool G(ロジクール G) Logicool G 8000Hz ポーリングレート PRO X SUPERLIGHT 2 ワイヤレス ゲーミングマウス G-PPD-004WL-MG

本製品には、基本的な左右クリック、ホイールクリック、サイドボタン2つ、DPIボタン（または他の機能割り当てボタンとして使用可能）の合計5個のプログラム可能なボタンが搭載されています。これらのボタンには、専用ソフトウェア「Logicool G HUB」を使って、ゲーム内の特定の操作やキーボードマクロなどを自由に割り当てることができます。これにより、よく使うコマンドを素早く実行できるようになり、ゲームプレイや一般的なPC作業の効率を向上させることが可能です。ただし、MMOやMOBAなど、多数のショートカットやスキルを頻繁に使用するゲームでは、ボタン数が少ないため、キーボードとの併用や、より多ボタンなマウスの検討が必要になる場合があります。シンプルな操作性を好むユーザーや、主にサイドボタンを活用したいFPSプレイヤーにとっては十分な機能性を提供します。

本製品は、最大の特長の一つである超軽量設計（60g）を実現するために、本体内部にウェイトなどを搭載せず、重量調整機能は備えていません。工場出荷時の60gという固定重量で使用することになります。マウスの重さを自分の好みに合わせて細かく調整したいユーザーや、ある程度の重さがあった方が操作しやすいと感じるユーザーにとっては、この点は制限となります。しかし、可能な限り軽いマウスを求めるユーザーにとっては、この60gという軽さ自体が最大のメリットであり、調整機能がないことよりも軽量化が優先されている設計と言えます。軽量マウスでの素早いマウス操作に慣れている方や、より軽いマウスを探している方には最適です。

本製品には、いわゆるRGBライティングやその他のLEDイルミネーション機能は搭載されていません。製品情報やスペック比較表にも、RGBライトに関する記載がなく、「-」と表示されています。これは、製品のコンセプトである「軽量化」と「シンプルさ」を追求した結果と考えられます。ゲーミングデバイスによく見られる派手なライティング効果を求めるユーザーにとっては物足りない点ですが、機能性を最優先し、バッテリー消費を抑えたいユーザーや、デスク周りをシンプルに保ちたいユーザーにとっては、LEDがないことがメリットにもなり得ます。性能に直結しない装飾的な要素を排除し、コアなゲーマーのニーズに応える設計思想が反映されています。

本製品は、Logicool G HUBソフトウェアで作成したカスタマイズ設定（ボタン割り当て、DPI設定など）を、マウス本体の内蔵メモリに保存し、複数のプロファイルとして切り替えて使用する機能に対応しています。この機能により、使用するゲームやアプリケーションに応じて最適な設定を登録しておけば、ソフトウェアがインストールされていない別のPCに接続した場合でも、マウス本体の操作だけで保存した設定を呼び出して使用することができます。これは、大会会場などで異なるPCを使用するプロゲーマーや、複数のPCを使い分けるユーザーにとって非常に便利な機能です。ゲームや作業内容に合わせてマウスの挙動を素早く変更できるため、スムーズな移行や最適なパフォーマンス維持に役立ちます。

本製品は、Logitech G独自の高性能ワイヤレス技術「LIGHTSPEED」に対応しており、付属のUSBワイヤレスレシーバーを使用してPCと無線接続できます。LIGHTSPEED技術は、プロレベルの有線接続に匹敵する、あるいはそれ以上の低遅延と安定した接続性を実現することを目的として開発されています。特に本製品では、最大8000Hzという非常に高いポーリングレートに対応しており、より滑らかで正確なカーソル追従性を実現します（※対応にはG HUBソフトウェアの更新が必要な場合があります）。ケーブルがないことで、マウスを大きく自由に動かすことができ、激しいゲームプレイにおいてもケーブルの引っかかりや抵抗によるストレスがありません。デスク周りもすっきりと整理できます。ただし、ワイヤレス接続の安定性は使用環境（特に他の無線機器との干渉）に影響される可能性があります。

本製品には、バッテリーを充電するための専用充電ドックは付属していません。充電は、付属のUSB A-Cケーブルを使ってマウス本体に直接接続して行います。また、別売りのLogitech G POWERPLAYワイヤレス充電システムに対応しており、POWERPLAYマウスパッドを使用することで、プレイ中や休憩中など、マウスを使用している間も継続的にワイヤレスで充電することが可能です。専用充電ドックが付属しない点は、充電時にケーブルを接続する必要があるため、充電ドックに置くだけの手軽さを求めるユーザーにとってはやや不便に感じるかもしれません。しかし、USB-Cポートは汎用性が高く、多くのデバイスとケーブルを共有できるメリットもあります。