Crucial(クルーシャル) Crucial X9 外付け SSD 1TB CT1000X9SSD902

本製品には、データ暗号化機能に関する明確な記載がありません。最上位製品がAES 256ビットハードウェア暗号化に対応しているのに対し、本製品では同様のセキュリティ機能が提供されていないため、機密性の高いデータを保存する際には注意が必要です。別途ソフトウェアによる暗号化や、物理的なセキュリティ対策を講じる必要があります。データ保護を重視するユーザーにとっては、この機能の欠如は大きな検討事項となるでしょう。

本製品は「軽くて頑丈な超小型デザイン」と謳われていますが、具体的な耐衝撃性能の基準（例：MIL規格準拠や特定の落下試験クリア）については記載がありません。一般的な使用における耐久性は期待できますが、万が一の落下や強い衝撃に対するデータ保護の保証は明確ではありません。頻繁に持ち運び、過酷な環境での使用を想定している場合は、より明確な耐衝撃性能を持つ製品を検討することをお勧めします。

本製品には、SSDの健康状態や寿命をモニタリングするための専用ソフトウェアや機能に関する記載がありません。SSDの寿命は書き込み回数に依存するため、状態監視機能があれば、故障の兆候を早期に把握し、大切なデータをバックアップするなどの対策を講じることが可能です。この機能がない場合、ユーザーはSSDの状態を視覚的に確認することが難しく、予期せぬ故障のリスクに備えることができません。

本製品には、複数のユーザー間でのアクセス権限を設定する機能に関する記載がありません。共有環境でSSDを使用する場合、特定のデータへのアクセスを制限したいといったニーズがあるかもしれませんが、本製品ではそのような機能は提供されていません。データ共有のセキュリティを確保するためには、OSの機能や別途ソフトウェアを利用する必要があります。

本製品には、SSDに保存されたデータを完全に消去するための専用機能に関する記載がありません。SSDを廃棄したり、他者に譲渡したりする際に、個人情報や機密情報が漏洩するリスクを避けるためには、データを完全に消去する機能が重要です。この機能がない場合、ユーザーは別途データ消去ソフトウェアを使用するか、物理的な破壊を検討する必要があります。

本製品自体にパーティション分割機能が搭載されているという記載はありません。ただし、これは通常、接続するPCのOS（Windowsのディスクの管理やmacOSのディスクユーティリティなど）の機能を利用して行うものであり、SSD本体の機能として提供されることは稀です。したがって、OSの機能を使えばパーティション分割は可能ですが、本製品が独自にその機能を提供しているわけではありません。