MSI PRO B650-S WIFI [MB6268]

BIOS FlashBack機能は、CPUやメモリがなくてもUSBメモリを使用してBIOSを更新できる便利な機能です。これにより、新しいCPUへの交換時にBIOSが対応していなくても、簡単に最新バージョンにアップデートできます。また、PCが起動しなくなった場合でも、この機能を使ってBIOSを初期状態に戻せる可能性があります。BIOSアップデートに失敗した場合などのトラブルシューティングにも役立ちます。

このマザーボードはPCIe 5.0に対応していないため、将来的に最新のグラフィックボードや超高速SSDを導入する際には、その性能を最大限に引き出すことができません。PCIe 5.0対応のデバイスを使用する予定がない場合は問題ありませんが、将来的なアップグレードを考慮する場合は注意が必要です。PCIe 4.0でも十分な性能を発揮できるグラフィックボードやSSDも多く存在します。

M.2 Shield Frozrは、高速なM.2 SSDの熱を効率的に冷却し、サーマルスロットリングによる速度低下を防ぎます。特に、高負荷な作業を長時間行う場合に効果を発揮し、SSDの性能を最大限に維持します。ただし、このマザーボードに搭載されているM.2スロットはGen4であるため、Gen5 SSDを使用した場合でもGen4の速度で動作します。

USB Type-Cポートは、最新のスマートフォンや外付けSSDなどで採用されている便利なコネクタです。このマザーボードには、USB 3.2 Gen 2x2 Type-Cポートが搭載されており、最大20Gbpsの高速データ転送が可能です。ただし、すべてのUSB Type-Cデバイスがこの速度に対応しているわけではないため、使用するデバイスの仕様を確認する必要があります。

Wi-Fi 6Eは、従来のWi-Fi 5やWi-Fi 6よりも高速で安定した無線通信を提供する最新規格です。これにより、オンラインゲームや高画質の動画ストリーミングを快適に楽しむことができます。ただし、Wi-Fi 6Eを利用するには、対応したルーターが必要です。また、日本国内では6GHz帯の使用が制限されている場合があります。

2.5GbE対応の有線LANポートは、通常のギガビットLANよりも2.5倍高速な通信速度を提供します。これにより、大容量ファイルの転送やオンラインゲームのPing値を改善することができます。ただし、2.5GbEの速度を最大限に活用するには、ネットワーク環境全体を2.5GbEに対応させる必要があります（ルーターやLANケーブルなど）。