ZHIYUN FIVERAY M20 COMBO

白色光だけでなく、赤、緑、青といった基本色から、それらを組み合わせた無数の色まで、光の色を自由に設定できる機能です。単なる照明としてだけでなく、映像や写真に特定の色彩を加えることで、より豊かな表現を可能にします。例えば、動画制作において、動画のテーマに合わせて背景に鮮やかな青色を設定し、クールな印象を与えたいときや、温かみのあるオレンジ色で、リラックスした雰囲気のシーンを演出したいときに役立ちます。ライブ配信では、配信者の後ろにエモい色合いの光を配置して、配信空間に奥行きや個性を与え、視聴者を引き込むことができます。また、写真撮影で被写体の周りに補色を添えて際立たせたり、クリエイティブなポートレートを撮影したりする際にも、この機能は非常に有効です。この機能により、クリエイターは表現の幅を飛躍的に広げることができます。特別なセットやCGを使わなくても、ライトの色を変えるだけで、印象的で個性的な映像や写真を作り出すことが可能です。作品のクオリティを高め、視聴者や閲覧者の目を引くビジュアルコンテンツを制作する上で、このRGBフルカラー機能は非常に強力なツールとなります。

光の色味を、暖かみのある赤みがかった電球色のような色から、太陽光や昼白色のような自然で青みがかった色まで、連続的または細かく調整できる機能です。これにより、様々な環境光に合わせたり、演出したい雰囲気に最適な光を作り出したりすることが可能になります。例えば、自然光が少ない室内で撮影する際に、窓の外の光の色味に合わせてライトの色を調整し、違和感のない自然な映像に仕上げたいときに便利です。また、肌の色をより健康的に、または温かく見せたいといった、被写体や人物の印象をコントロールしたい場合にも活用できます。夜間の撮影で、室内の暖色系の照明に合わせたい場合や、逆に昼間の爽やかな雰囲気を再現したい場合など、シーンに合わせて柔軟に対応できます。この機能があれば、撮影環境や目的に応じて、常に最適な光を作り出すことができます。肌の色が不自然に青白くなったり、逆に黄色すぎたりするのを防ぎ、よりプロフェッショナルで魅力的な映像や写真を撮影することが可能になります。また、時間帯や場所を選ばずに、理想的なライティングを実現できるため、クリエイティブな自由度が高まります。

この製品には、物理的なリモコンは付属していません。ライト本体の操作はダイヤルで行うか、スマートフォンアプリ経由で行う必要があります。物理的なリモコンがあれば、カメラから離れた場所からでも素早く設定を変更できるため、撮影効率が向上しますが、本製品ではその機能は提供されていません。ただし、スマホアプリによる操作は可能です。

スマートフォンに専用のアプリケーションをインストールし、Bluetoothなどの無線通信を介してライト本体と接続することで、スマホの画面上で直感的にライトの操作を行える機能です。複数のライトを同時に使用しており、それぞれの明るさや色を細かく設定したい場合や、複雑なライティングプランを構築したいときに非常に便利です。また、リモコンが見当たらない場合や、より視覚的に分かりやすいインターフェースで操作したいときにも役ます。プリセット（よく使う設定の保存）機能があれば、ワンタッチで以前の設定を呼び出すことも可能です。画面上で明るさ、色温度、RGBカラーなどを視覚的に確認しながら、指先一つで正確かつ素早く調整できます。これにより、より高度でクリエイティブなライティング設定が容易になり、撮影や配信のクオリティを一層向上させることができます。設定の保存・呼び出し機能は、作業の効率化にも大きく貢献します。

ACアダプターや電源コンセントに接続しなくても、本体に内蔵された充電式バッテリーのみで点灯・点灯時間の調整が可能な機能です。一度充電しておけば、電源がない場所でもライトを使用できます。電源の確保が難しい屋外での撮影（ロケ撮影、ポートレート撮影など）や、スタジオ以外の場所でのイベント撮影、あるいはコードが邪魔になるような限られたスペースでの撮影時に非常に役立ちます。移動が多い撮影や、素早いセッティングが求められる場面でも、電源を探す手間なくすぐにライティングを開始できます。電源の制約を受けずに、好きな場所で自由にライティングができるため、撮影の自由度が格段に向上します。コードレスで設置できるため、見た目もすっきりし、撮影現場のレイアウトも自由になります。これにより、クリエイティブなアイデアを場所を選ばずに実現することが可能となります。

この製品には冷却ファンが搭載されており、最大出力時など特定の条件下では動作音が気になる場合があります。静かな環境での音声収録や、非常に静かな場所での使用を想定している場合、ファンの音がマイクに拾われてしまう可能性があります。完全に静音設計とは言えないため、音質を最優先する用途では注意が必要です。ただし、通常の使用や、ファンが作動しない程度の明るさであれば、問題にならない場合が多いです。