Google Pixel7a G82U8

本モデルはIP67等級の防水防塵に対応しています。これは、一時的な水没（水深1mで30分間）にも耐えうる高い防水性能と、完全な防塵性能を意味します。急な雨に降られたり、キッチンなどの水回り、アウトドアでの使用も安心感が大きいです。ただし、永続的な耐水性ではないため、故意に水に浸けたり、海水・温泉などに晒したりすることは避けてください。ZenFone 7のIP52より性能が高いです。

日本国内向けのGoogle Pixel 7aは、FeliCaポートを搭載しており、おサイフケータイ機能を利用できます。これにより、Suica、PASMO、楽天Edy、WAON、nanacoなどの電子マネーや、iD、QUICPayなどの非接触決済サービスを、スマートフォンをかざすだけで利用可能です。財布やカードを取り出すことなく、スムーズに電車に乗ったり買い物をしたりできます。日本のユーザーにとって非常に便利な機能であり、ZenFone 7にはなかった点です。

物理的なnanoSIMカード1枚と、内蔵されたeSIMの両方に対応しており、デュアルSIM運用が可能です。これにより、2つの異なる電話番号や通信会社のプランを一台のスマートフォンで利用できます。例えば、仕事用とプライベート用で番号を分けたり、国内用SIMと海外旅行用のeSIMを併用したりすることができます。MicroSDカードとの同時利用はできませんが、eSIM対応により柔軟な通信環境を構築できます。ZenFone 7は物理SIM2枚挿入でした。

MicroSDカードスロットを搭載していないため、内蔵ストレージ（128GB）以外に、外部メモリーカードで容量を増やすことはできません。写真や動画、アプリなどでストレージを多く使う方は、容量不足にならないよう、こまめにデータを整理するか、クラウドストレージサービスなどを活用する必要があります。購入後に容量を物理的に増設したいと考えている方には不向きです。ZenFone 7はMicroSD対応でしたので、拡張性では劣ります。

インターネット回線を使用しない、端末単体でのFMラジオ受信機能は搭載していません。FMラジオを聴くには、インターネット接続が必要なラジオアプリ（例: Radiko）などを利用する必要があります。災害時など、通信インフラが遮断された状況下での情報収集手段としては利用できません。ZenFone 7は有線イヤホンをアンテナとして利用する形式で対応していました。

3.5mmの標準的なイヤホンジャックは搭載していません。有線イヤホンを使用する場合は、USB Type-Cポートに直接接続するタイプのイヤホンを用意するか、USB Type-C to 3.5mm変換アダプタを別途購入する必要があります。多くの最新スマートフォンと同様の仕様です。ワイヤレスイヤホンの利用が一般的になっていますが、お気に入りの有線イヤホンを使いたい場合は注意が必要です。ZenFone 7も同様に非搭載でした。

USB Type-Cポートを介した有線でのリバース充電に対応しています。これにより、本モデルのバッテリーを使って、USB接続できる他のスマートフォンやワイヤレスイヤホンケースなどに電力を供給することができます。外出先で別のデバイスのバッテリーがピンチになった際に役立ちます。Pixel 7a自体のバッテリー容量はZenFone 7より少ないですが、緊急時の給電手段として利用できます。

ディスプレイに指紋認証センサーが内蔵されており、画面に触れることでロック解除や認証が行えます。また、顔認証機能も利用可能です。両方の生体認証に対応しているため、状況に応じて使い分けることができ、スムーズかつ安全に端末にアクセスできます。ZenFone 7は側面指紋認証でしたが、Pixel 7aは画面内です。どちらの方式が良いかは好みが分かれるところです。