CZUR CZUR LensPro-1200

スキャン範囲を自動で認識し、余白をトリミングすることで、データ容量を削減し、見やすい画像を作成します。LensPro-1200は、比較的精度良くトリミングを行えますが、複雑な形状の書類では手動での調整が必要になる場合があります。名刺やレシートなど、小さなサイズの書類をスキャンする際に特に便利です。

LensPro-1200には、書籍の湾曲を補正する機能は搭載されていません。そのため、書籍をスキャンする際には、ページをできるだけ平らにする必要があります。この点が、上位機種であるShine UltraシリーズやAuraシリーズとの大きな違いです。雑誌など、比較的薄い冊子であれば、ある程度きれいにスキャンできます。

スキャンした画像から文字を認識し、テキストデータに変換します。LensPro-1200は、OCR機能を搭載しており、日本語の書類もテキストデータに変換可能です。ただし、文字のフォントやサイズ、書類の状態によっては、認識精度が低下する場合があります。複雑なレイアウトの書類よりも、シンプルな構成の書類に適しています。

複数枚の原稿を連続してスキャンできる機能ですが、自動給紙機能はないため、一枚ずつ手動でセットする必要があります。大量の書類をスキャンする際には、少し手間がかかるかもしれません。会議資料やレジュメなど、数枚程度の書類をまとめてスキャンする際に便利です。

LensPro-1200には、見開きページを分割する機能はありません。そのため、見開きでスキャンした場合は、画像編集ソフトなどで分割する必要があります。書籍をスキャンする際には、少し不便かもしれません。一枚ずつの書類や名刺などをスキャンするのに適しています。

スキャンした画像の色味を調整する機能は搭載されていますが、詳細な設定はできません。明るさやコントラストを調整する程度の簡単な補正となります。写真やイラストなど、色合いが重要なコンテンツをスキャンする際には、少し物足りないかもしれません。