Shokz OpenFit Air

本製品はオープンイヤー型イヤホンであり、周囲の音を聞きながら使用することを前提としているため、アクティブノイズキャンセリング機能は搭載されていません。静寂な環境で音楽に没入したい場合には不向きです。

オープンイヤー型イヤホンは、本来的に周囲の音が聞こえるため、外音取り込み機能は必要最低限ですが、OpenFit Airでは、イヤホンを装着したままでも周囲の音をよりクリアに、あるいは強調して聞くことが可能です。これにより、交通状況の確認や、駅のアナウンスを聞き逃すリスクを低減し、安全性を高めることができます。特に、屋外での使用や、周囲とのコミュニケーションが必要な場面で役立ちます。

Bluetooth 5.2に対応しており、2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイント接続機能を搭載しています。これにより、例えばスマートフォンで音楽を聴きながら、PCからのビデオ会議の着信に応答するといった使い方が可能です。デバイス間の切り替えもスムーズに行えるため、作業効率の向上に貢献します。ただし、接続できるデバイス数は2台までです。

製品情報にはワイヤレス充電に関する記載がありません。充電はUSB-Cケーブルを使用して行う必要があります。ワイヤレス充電に対応していると、より手軽に充電できますが、本製品ではこの機能は利用できません。

イヤホンのタッチ操作により、スマートフォンの音声アシスタント（SiriやGoogleアシスタントなど）を呼び出すことが可能です。これにより、ハンズフリーで音楽の再生・停止、音量調整、電話の発着信、簡単な情報検索などができ、スマートフォンを手に取ることなく操作できるため、非常に便利です。ただし、操作方法には慣れが必要です。

イヤホン単体で最大6時間の連続再生が可能で、充電ケースを使用すれば合計で最大28時間の再生が可能です。これは、日常的な通勤・通学や、数時間の使用であれば十分なバッテリー容量です。また、10分の急速充電で2時間のリスニングが可能という点も、急なバッテリー切れに対応できる利便性があります。ただし、最新のハイエンドモデルと比較すると、バッテリー持続時間はやや短めです。