roborock Q5 Pro+

本製品は2.5Lの紙パック式自動ゴミ収集ドックを搭載しており、ロボット掃除機が清掃を終えると自動でゴミを収集ステーションに移動させます。これにより、最大60日分のゴミを溜めておくことができ、ユーザーが頻繁にダストボックスを空にする手間を大幅に削減します。また、0.3μmまでの微粒子（花粉など）を99.7%吸引し排気を清浄化する機能も備わっており、室内の空気環境を清潔に保つ上でも貢献します。

本製品には、水拭きモップを自動で洗浄する機能は搭載されていません。水拭き機能自体は備わっており、吸引掃除と同時に水拭きを行うことで床の汚れを除去できますが、使用後のモップはユーザーが手動で取り外して洗浄する必要があります。この点は、モップの自動洗浄・乾燥機能を備えた上位モデルとの主な違いとなります。手動でのメンテナンスが許容できるユーザーには問題ありませんが、完全に手間を省きたい場合は注意が必要です。

スマートフォンアプリを通じて、ロボット掃除機が進入してほしくない特定のエリアを簡単に設定することができます。例えば、ペットの食事スペース、子供のおもちゃが散らばっている場所、デリケートな家具がある場所などを指定することで、ロボット掃除機がそれらのエリアを避けて清掃を行うことが可能です。これにより、掃除中のトラブルを防ぎ、ユーザーの安心感を高めます。

本製品はLDSレーザーセンサーによる高精度マッピング機能を備えており、一度クイックマッピングやクリーン＆マッピングを行うことで、アプリ上に部屋のマップを作成し、記憶します。これにより、部屋別掃除やエリア掃除、バーチャルウォールなどの機能が利用可能になります。ただし、複数のフロア（階層）のマップを記憶し、フロアごとに切り替えて使用できる機能については、商品情報に明確な記載がありません。一般的に「複数マップ記憶」は複数フロア対応を指すことが多いため、この点では限定的である可能性があります。

本製品は、掃除中にバッテリー残量が少なくなると、自動で充電ドックに戻り充電を開始します。充電完了後に中断した場所から掃除を再開する機能については、商品情報に明示的な記載はありませんが、自動充電ドックを持つ多くの高機能ロボット掃除機に搭載されている標準的な機能です。ただし、手動でロボット掃除機を充電ドックに戻した場合は、自動ゴミ収集が開始されないという注意点があります。

専用のスマートフォンアプリを通じて、ロボット掃除機の全ての機能を遠隔で操作・管理できます。アプリでは、リアルタイムで掃除中のマップを確認したり、掃除したい部屋を選択したり、吸引力や水量を調整したりすることが可能です。また、掃除のスケジュール設定、リモート操作、進入禁止エリアやバーチャルウォールの設定など、非常に多機能で直感的な操作が可能です。複数人でデバイスを共有する機能もあり、家族全員で便利に利用できます。