roborock Q5 Pro+

Q5 Pro+には自動ゴミ収集機能が搭載されており、掃除後にロボット本体が自動的にドックに戻り、収集したゴミをドック内のダストボックスに排出します。これにより、ユーザーは頻繁にダストボックスを空にする手間が省けます。ダストボックスの容量は2.5Lで、約60日分のゴミを溜めておくことができます。ただし、ゴミの量や種類によっては、60日よりも早く満杯になることがあります。また、ドック内のフィルターも定期的に清掃する必要があります。この機能により、日々の掃除がより手軽になります。

Q5 Pro+には自動モップ洗浄機能は搭載されていません。水拭きを行う際は、ユーザーが手動でモップを取り付け、水タンクに水を入れて使用する必要があります。掃除後も、モップは手動で取り外して洗浄する必要があります。上位機種では自動モップ洗浄機能が搭載されているものもありますが、Q5 Pro+ではコストを抑えるために省略されています。手動でのモップ管理が必要なため、やや手間がかかります。

Q5 Pro+はアプリ連携により、進入禁止エリアの設定が可能です。アプリ上で進入禁止エリアを設定することで、ロボット掃除機が特定の場所に入り込まないようにすることができます。例えば、ペットの食事場所や、デリケートな家具がある場所などを避けて掃除させることができます。進入禁止エリアの設定は、掃除の効率を高めるだけでなく、誤って物を壊してしまうリスクを減らすことにもつながります。ただし、進入禁止エリアの設定はアプリ上でのみ可能で、物理的なバリアを設置することはできません。

Q5 Pro+は、複数の部屋のマップを記憶し、部屋ごとに最適な掃除方法を設定する機能に対応しています。これにより、各部屋の広さや形状、汚れ具合に合わせて、吸引力や水拭きの水量などを細かく設定することができます。例えば、リビングは吸引力を強く、寝室は静音モードで掃除するなど、用途に合わせたカスタマイズが可能です。また、複数のマップを記憶できるため、2階建て以上の家でも、各階のマップを登録して効率的に掃除することができます。

Q5 Pro+は、掃除中にバッテリー残量が少なくなると、自動的に充電ステーションに戻り充電を開始します。充電が完了すると、中断した場所から掃除を再開するため、広い部屋でも最後までしっかりと掃除を完了させることができます。ユーザーはバッテリー残量を気にする必要がなく、掃除を完全にロボットに任せることができます。ただし、充電ステーションが設置されている場所にロボットが戻れるように、周囲に物を置かないように注意する必要があります。

Q5 Pro+はスマートフォンアプリと連携することで、様々な便利な機能を利用できます。外出先から掃除を開始したり、掃除のスケジュールを設定したり、掃除の履歴を確認したりすることができます。また、アプリを通じて、ロボットの状態やエラー情報を確認することも可能です。さらに、アプリ上で進入禁止エリアを設定したり、特定の場所だけを掃除したりすることもできます。アプリの使いやすさは、ロボット掃除機の満足度を大きく左右するため、重要なポイントです。