ロジテック MX KEYS S ワイヤレス キーボード KX800sGR

このキーボードにはバックライト機能が搭載されており、暗い場所でもキーが見やすくなります。特に便利なのは、手が近づくと自動で点灯し、離れると消灯するスマートバックライト機能です。これにより、バッテリー消費を抑えつつ、必要な時にすぐにキーを確認できます。さらに、Logi Options+アプリを使えば、バックライトの明るさや点灯時間をカスタマイズすることも可能です。夜間の作業や、照明が十分でない環境での使用に非常に役立ちます。

MX KEYS Sは、BluetoothとLogi Boltの2つの無線接続に対応しており、最大3台のデバイスとペアリングして、本体のボタンで簡単に切り替えることができます。これにより、デスクトップPC、ノートPC、タブレットなどを同時に接続し、シームレスに操作することが可能です。さらに、ロジテック独自のFLOW機能を使えば、異なるOS間（Windows/Mac）でカーソルを移動させるだけで、テキストやファイルのコピー＆ペーストも行えます。複数のデバイスを頻繁に使うユーザーにとって、作業効率を劇的に向上させる機能です。

このキーボードの大きな特徴の一つが、Logi Options+アプリで利用できるマクロ登録機能「Smart Actions」です。これにより、複数のキー操作やコマンドを一つのキーに割り当て、ワンタッチで実行できるようになります。例えば、頻繁に行うデータ入力作業や、複数のアプリケーションを起動する際のショートカットとして活用できます。これにより、作業時間を大幅に短縮し、生産性を向上させることが可能です。この機能は、特に複雑な操作を繰り返すユーザーにとって非常に強力な味方となります。

このキーボードには、角度調整スタンド機能は搭載されていません。薄型設計のため、フラットな状態で使用することを想定しています。長時間のタイピングで手首の角度が気になる場合は、別途パームレストの使用を検討すると良いでしょう。ただし、薄型キーボード自体が手首への負担を軽減する設計になっている場合もあります。

このキーボードには、新たにミュートキーが搭載されており、マイクのオン/オフを素早く切り替えることができます。これにより、オンライン会議中などに便利です。その他のメディアコントロールキー（再生/停止、音量調整など）については、専用キーの有無は明記されていませんが、Fnキーとの組み合わせで操作できる可能性があります。ミュートキーだけでも、コミュニケーションツールとしての利便性が向上しています。

このキーボードには、防滴機能は搭載されていません。デスク上で飲み物をこぼしたり、水がかかったりすると故障の原因となる可能性があります。そのため、使用する際は液体をこぼさないように注意が必要です。特に、コーヒーやお茶などを飲みながら作業する際は、キーボードから離れた場所に置くなどの対策をおすすめします。

このキーボードは、静音性を考慮したタクタイルスイッチを採用しており、タイピング時の打鍵音を抑えています。スタッフレビューでも「静かな方」と評価されており、オフィスや共有スペースなど、周囲に配慮が必要な環境でも使いやすいでしょう。ただし、完全に無音というわけではなく、静かなメカニカルキーボードとしては良好なレベルです。静かな環境で集中して作業したい方や、同居人に迷惑をかけたくない方におすすめできます。