LITHON 超蜜やきいもトースターG2第弐世代 KLYM-002A

「2段階の温度と時間をセルフセッティングできるプリセット設定機能」が搭載されています。これにより、最初は低温で焼きながら最後は高温で焼き上げるなど、焼き芋特有の調理法を再現し、サツマイモの品種や好みに合わせた焼き加減を追求できます。例えば、低温でじっくり甘みを引き出し、最後に高温で表面を香ばしく仕上げるといった使い方が可能です。ただし、1℃刻みのような細かな手動設定ではなく、プリセットされた段階的な設定が中心となるため、完全に自由な温度調整を求める上級者には物足りないかもしれません。しかし、焼き芋の美味しさを引き出す基本性能は十分に高いと言えます。

最長2時間のタイマー機能が搭載されています。焼き芋モードでは約2時間半かかるため、このタイマー機能は調理時間を正確に管理し、焼きすぎを防ぐ上で非常に役立ちます。例えば、焼き芋モードでタイマーをセットし、調理終了の少し前に確認するといった使い方ができます。パンモードなど他の調理時にも、焼き加減を調整するために活用できます。設定した時間が経過すると自動的に調理が停止するため、安心して他の作業に集中できます。

製品情報に保温機能に関する記載はありません。焼き上がった焼き芋を温かい状態に保つ機能は搭載されていないため、調理後は速やかに取り出して食べるか、別途保温する必要があります。例えば、家族がバラバラの時間に食べる場合など、保温機能があると便利なシーンでは、この点がデメリットとなる可能性があります。温かい焼き芋をすぐに楽しみたい場合は、調理時間を調整して食べる直前に焼き上げるのが良いでしょう。

この製品はトースター型オーブンであり、一般的な焼き芋メーカーによくある取り外し可能なプレートはありません。そのため、プレート着脱機能は搭載されていません。内部の網や受け皿の取り外し、丸洗いができるかどうかの具体的な情報も確認できませんでした。材質はスチール・ガラス・ステンレスですが、フッ素樹脂加工などの焦げ付き防止加工の有無も不明です。使用後の清掃については、本体内部を拭くなどの対応が必要になると考えられます。お手入れのしやすさの項目でも触れましたが、この点の情報不足はやや残念です。

「超蜜やきいもモード」は、ボタン一つでプロのような焼き芋を自動で焼き上げる機能です。熟成した紅はるかをセットしボタンを押すだけで、約2時間半かけて最適な温度と時間でじっくり焼き上げ、蜜たっぷりの甘い焼き芋が完成します。また、パンモードとして「パンのトーストモード」「冷凍パンモード」「ロールパンモード」も搭載されており、それぞれ最適な焼き加減で調理できます。これらの自動調理モードにより、特別な知識がなくても手軽に美味しい焼き芋やパンを楽しむことができます。

製品情報に予約運転機能に関する記載はありません。指定した時間に調理を開始する機能は搭載されていないため、調理したいタイミングで手動で操作する必要があります。例えば、朝食の準備などに活用したい場合は、調理開始時間を逆算して手動でセットする必要があります。タイマー機能はありますが、予約機能はないため、この点は注意が必要です。