AKASO AKASO Brave7

AKASO Brave 7は、6軸EIS（電子式手ブレ補正）を搭載しており、ある程度のブレを軽減できます。しかし、Insta360 X3のような高度な手ブレ補正機能と比較すると、激しい動きや振動のある環境下では、映像のブレが目立つ場合があります。特に、バイクなどに取り付けて撮影する場合は、手ブレ補正の効果は限定的です。手持ちでの撮影や比較的穏やかな動きのシーンでは、一定の効果を発揮します。

AKASO Brave 7は、IPX8等級の防水性能を備えており、本体のみで水深10mまでの水中撮影が可能です。ただし、これはあくまで本体のみでの性能であり、防水ケースを装着することで、さらに深い水深での撮影も可能になります（最大40m）。雨天時や水辺での撮影には便利ですが、本格的な水中撮影には、別途防水ケースの使用を推奨します。防塵性能については、具体的な記述がないため、過酷な環境下での使用は注意が必要です。

AKASO Brave 7は、タイムラプス機能を搭載しており、長時間の変化を短時間で表現できます。日の出や雲の動きなど、時間の経過を凝縮した映像を簡単に作成できます。ただし、Insta360 X3のような高度なタイムラプス機能と比較すると、設定の自由度や画質面で劣る場合があります。それでも、タイムラプス撮影の基本機能は十分に備わっており、初心者でも手軽に楽しむことができます。

AKASO Brave 7は、スローモーション機能を搭載しており、動きの速い被写体をゆっくりと再生できます。ただし、最大で8倍までのスローモーションに対応していますが、解像度によっては利用できない場合があります。また、Insta360 X3のように高フレームレートでの撮影はできないため、より滑らかなスローモーション映像を求める場合は、他の機種を検討する必要があります。それでも、スローモーション撮影の基本的な機能は備わっており、スポーツやアクションシーンを印象的に記録することができます。

AKASO Brave 7は、Wi-Fi連携機能を搭載しており、専用アプリ「AKASO GO」を使用して、スマートフォンやタブレットと接続できます。これにより、撮影した映像の確認や設定変更、SNSへの共有などが簡単に行えます。ただし、Wi-Fi転送速度はやや遅く、大容量のファイルを転送する際には時間がかかる場合があります。また、アプリの安定性や使いやすさも、Insta360 X3のアプリと比較すると劣る部分があります。

AKASO Brave 7は、音声制御機能を搭載しており、「AKASOビデオスタート」や「AKASO写真」などの音声コマンドでカメラを操作できます。これにより、手が離せない状況でもカメラを操作でき、撮影の幅が広がります。ただし、音声認識の精度は、Insta360 X3と比較すると劣る場合があり、特に騒がしい環境下では、誤認識が発生することがあります。それでも、基本的な音声操作は可能であり、撮影の利便性を高める機能として役立ちます。