Western Digital WD Purple Pro 8TB WD8002PURP

ディスク暗号化機能は搭載されていません。セキュリティを重視する場合は、OS標準の暗号化機能や、外付けHDDの暗号化機能を利用することを検討してください。BitLocker（Windows）やFileVault（macOS）などのソフトウェアを使用することで、HDD全体または特定のファイルを暗号化できます。

S.M.A.R.T.（Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology）は、HDDの状態を自己診断し、故障の兆候を早期に検知する機能です。WD Purple ProシリーズはS.M.A.R.T.に対応しており、専用のソフトウェアを使用することで、HDDの温度、エラー率、不良セクタ数などの情報を確認できます。これにより、故障によるデータ損失のリスクを軽減し、事前にバックアップなどの対策を講じることが可能です。

WD Purple Proシリーズは、振動抑制機能については特に明記されていません。監視システム用途で、複数台のHDDを搭載する場合には、振動による影響を考慮する必要があります。防振ゴムや防振ラックを使用することで、振動を抑制し、HDDの安定動作を維持することができます。

WD Purple Proシリーズは、省電力モード機能に対応しています。一定時間アクセスがない場合、自動的に低電力モードに移行し、消費電力を削減します。監視システムでは、24時間365日の連続稼働が前提となるため、省電力機能は電気代の節約に貢献します。

WD Purple Proシリーズは、RAIDに対応しています。複数のHDDを組み合わせてRAIDを構築することで、データの冗長性を高めたり、パフォーマンスを向上させたりすることができます。監視システムでは、録画データの消失を防ぐために、RAID 1（ミラーリング）などの構成が有効です。

WD Purple Proシリーズは、書き込みキャッシュ機能を搭載しています。大容量のキャッシュメモリ（256MB）を搭載することで、頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、書き込み速度を向上させます。これにより、高解像度の動画録画や、多数のカメラからの同時録画時でも、安定したパフォーマンスを発揮します。