Evoon マルチビジネスリュック4.0

本体生地に撥水加工が施されており、突然の雨などによる水濡れから内部の荷物を守るのに役立ちます。完全に水没させたり、長時間強い雨に晒したりすると浸水する可能性はありますが、日常使いでの多少の雨であれば安心して使用できるレベルです。ただし、防水機能ではない点にご注意ください。生地表面の水を弾くことで、汚れも付着しにくくなる効果も期待できます。

本製品にはチェストベルト（胸元でショルダーベルトを固定するストラップ）は搭載されていません。チェストベルトは、特に荷物が重い時や長時間移動する際に、リュックの揺れを抑え、肩への負担を分散させるのに役立つ機能です。この機能がないため、重い荷物を運ぶ際には肩への負担をより感じやすい可能性があります。

リュック側面のファスナーを開閉することで、容量を約22Lから最大約35Lまで拡張することができます。これにより、普段はスリムに使いたいが、出張や旅行などで急に荷物が増えた場合にも対応できます。この機能があることで、多様なシーンで一つのリュックを使い回せる柔軟性が生まれます。拡張用のファスナーはデザインに馴染んでおり、目立ちにくいです。

背面にはボタン式の固定バンドが付いたクイックアクセスポーチがあり、定期入れなどを収納するのに便利です。また、表面のファスナーポケットは小さく隠れるようなデザインになっており、見栄えが良いだけでなく、セキュリティ面でも多少の安心感があります。ただし、貴重品専用の隠しポケットとして特化しているわけではありません。

本体に直接USBポートが搭載されているわけではありませんが、USBケーブルを通すための通気口（穴）が設けられています。これにより、リュック内部にモバイルバッテリーを入れたまま、外部に通したケーブルでスマートフォンなどを充電することが可能です。直接ポートがあるタイプと異なり、ケーブルの抜き差しはリュックを開ける必要がありますが、移動中の充電には対応できます。

スーツケースのハンドルバーにリュックを固定するためのベルトやスリーブは搭載されていません。出張などでスーツケースと併用する際には、スーツケースの上に置いたり、別に持つ必要があります。長距離の移動や空港・駅構内での移動が多い方にとっては、この機能がない点が負担に感じられるかもしれません。

背負い心地に関する言及はありますが、通気性を高めるための特別なメッシュ素材や凹凸のある構造（通気路）についての explicit な記載はありません。標準的なパッドは使用されていると思われますが、夏場や長時間背負う際の背中の蒸れを積極的に軽減する設計ではない可能性があります。他のリュックで背面通気性を重視している場合は注意が必要です。