バッファロー WiFi 無線LAN 中継機 Wi-Fi 5 11ac 866 + 300 Mbps WEX-1166DHPL/N

WPSボタンを押すだけで、対応する親機との接続設定が完了します。これにより、複雑なネットワーク設定画面を開く必要がなく、初心者でも手軽に導入できます。手動での設定作業が苦手な方にとって非常に便利な機能です。ただし、一部のスタッフレビューではWPS接続に失敗したという報告もあり、親機との相性や環境によっては手動設定が必要になる可能性もあります。

本体のLEDランプの色や、バッファロー独自のスマートフォンアプリ「中継機設置ガイド」を利用することで、親機からの電波状況を視覚的に確認できます。電波が弱すぎず強すぎない、中継効果が最も期待できる場所を効率的に見つけられます。これにより、中継機の性能を最大限に引き出すための設置場所選びが容易になります。設置後の電波状況の目安としても役立ちます。

本製品はデュアルバンド（2.4GHz/5GHz）対応ですが、バンドステアリング機能に関する明確な記載が製品情報に見当たりません。通常、この価格帯の中継機では非搭載のことが多い機能です。そのため、接続デバイスが自動的に最適な周波数帯に切り替わることは期待できないと考えられます。ユーザー自身がデバイス側で接続するSSID（2.4GHzまたは5GHz）を選択する必要があるかもしれません。

製品仕様にMU-MIMO対応の記載が見当たらないため、非対応と考えられます。MU-MIMO機能は、複数のデバイスが同時に接続された際に通信効率を向上させる技術です。この機能がない場合、家族が同時に動画視聴やオンラインゲームなどを行うと、通信速度が低下し、快適性が損なわれる可能性があります。多数のデバイスを同時に利用する環境にはあまり向いていません。

製品ページに「ビームフォーミング対応」と明記されています。この機能により、中継機がスマートフォンやパソコンなどのWi-Fi子機の位置を検知し、そのデバイスに向けて集中的に電波を送信することで、離れた場所でも安定した強い電波を届けやすくなります。これにより、通信速度の向上や接続の安定性が期待できます。ただし、この機能の恩恵を受けるには、接続する子機側もビームフォーミングに対応している必要があります。

製品情報や機能説明にゲストSSID機能に関する記載が見当たりません。安価なコンセント直挿し型中継機では、通常この機能は省略されることが多いです。そのため、来客者用にメインのネットワークとは分離された独立したWi-Fiネットワークを提供したい場合は、親機ルーター側でゲストSSIDを設定し、それが中継されるか確認する必要があります。本製品単体ではゲストSSIDを提供できないと考えられます。