Pulsar Gaming Gears Xlite V3 eS Medium ワイヤレス ゲーミングマウス PXV3ES23

Xlite V3 eS Mediumは、基本的な5つのボタンを備えています。これらのボタンに特定の機能を割り当てるカスタマイズは可能ですが、多ボタンマウスのような豊富な割り当てはできません。ただし、底面のOLEDディスプレイとマウスボタンの組み合わせで、DPIやポーリングレート、デバウンスタイムなどの主要な設定をPCソフトウェアなしで直接変更できるため、基本的なカスタマイズ性は確保されています。より複雑なマクロ設定などはソフトウェアが必要となります。

本製品は65gという軽量設計に特化しており、重量調整機能は搭載していません。本体内部にウェイトを追加する機構などはなく、固定の重量となります。これにより、製品のコンセプトである軽量性を追求していますが、ユーザーの好みやプレイスタイルに合わせて重さを微調整したい場合には適しません。軽量マウスとしての設計思想に基づいています。

Xlite V3 eS Mediumには、装飾的なRGB LEDイルミネーション機能は搭載されていません。本体の一部が光るような視覚的なエフェクトはありません。ゲーミング環境を彩るライティング機能を重視するユーザーにとっては物足りない点ですが、その代わりにバッテリー消費を抑え、軽量化に貢献しているとも言えます。機能性を優先し、見た目の派手さはありません。

本製品はマウス底面に搭載されたOLEDディスプレイと組み合わせた本体操作により、PCソフトウェアなしでDPI、ポーリングレート、LOD、デバウンスタイムなどの設定を直接変更可能です。これにより、異なる設定プロファイルを登録しておき、必要に応じて切り替えるというよりは、その場で設定値を調整するという使い方ができます。ソフトウェアベースの柔軟なプロファイル管理とは異なりますが、ドライバレスでの設定変更は特定の環境下で非常に便利です。

付属の4Kワイヤレスドングルを使用することで、最大4KHz（4000Hz）の超高速ポーリングレートに対応したワイヤレス接続が可能です。これにより、PCへの入力遅延を極限まで抑え、有線接続と遜色ない、あるいはそれ以上の応答速度を実現します。ケーブルの煩わしさから解放されつつ、競技レベルでも通用する精密なマウス操作が期待できます。バッテリー持ちも比較的良いと評価されています。

本製品には、置くだけで充電できる専用充電ドックは付属していません。充電はマウス本体のUSB-Cポートに付属のUSB-Cケーブルを接続して行います。LogitechのPOWERPLAYのような、マウスパッド上での継続的なワイヤレス充電システムにも対応していません。充電の際はケーブル接続が必要となり、使用していない間に充電ドックに置いて常に満充電を保つといった使い方はできません。