MOECHO ケーブルホルダー マグネット ケーブルクリップ

本製品の台座にはアクリルフォーム基材を使用した強力な両面テープが採用されています。この粘着テープは耐久性や耐水性に優れているだけでなく、接着面に付着したほこりなどを水で洗い流し、自然乾燥させることで粘着力が回復し、繰り返し使用することが可能です。メーカーによると少なくとも10回は再利用可能とのことで、設置場所の変更や貼り直しにも対応できます。さらに、パッケージ内には交換用のテープが予備として同梱されており、長く使える配慮がされています。これにより、粘着力が弱まっても製品を無駄にすることなく、継続して使用できる点が大きな利点です。

本製品はマグネット開閉式の設計を採用しており、ホルダーのフタ部分にマグネットが内蔵されています。このマグネットの力によって、ホルダー内にセットしたケーブルをしっかりと固定することができます。ケーブルの着脱時にはマグネットの力でフタを開閉するため、片手で簡単かつスムーズにケーブルを取り扱えます。近づけるだけでピタッと閉まり、ケーブルを引っ張っても簡単には外れない程よい磁力が特徴です。これにより、充電ケーブルなどの抜き差しが多いケーブルの整理に特に便利さを感じられるでしょう。ただし、ホルダー本体を金属面に磁力で固定する機能ではありません。

本製品はホルダー1個あたり、ケーブルを1本固定する構造となっています。内部のスロット直径は約7mmあり、比較的太いケーブルにも対応できますが、複数のケーブルをまとめて一つのホルダーに収納することはできません。パッケージにはホルダーが6個入っているため、デスク周りの複数の場所にそれぞれホルダーを設置し、合計で6本のケーブルを整理することは可能です。しかし、パソコン裏など、多くのケーブルが集中する場所で、それらすべてを1つのホルダーにまとめてスッキリさせたいという用途には適していません。複数本をまとめて整理したい場合は、複数ケーブル対応を謳った別のタイプの製品を検討する必要があります。

本製品の設置方法は主に台座裏面の両面テープによる粘着式です。デスクの天板上や壁面、車のダッシュボードなど、平坦で滑らかな表面に貼り付けて使用することを想定しています。そのため、机の端や棚板などに挟み込んで固定するようなクリップ機能や、デスクエッジに特化した形状は備えていません。デスクの上面にスペースがない場合や、ケーブルをデスクの側面や下面に沿って固定したい場合は、粘着できる平らな面があれば設置可能です。デスクエッジに引っ掛けるような設置方法を希望する場合は、他のタイプのケーブルホルダーを検討してください。

本製品はマグネット開閉式のホルダー内にケーブルをセットし、マグネットの力でケーブルを保持する構造です。これによりケーブルはしっかりと固定されますが、ホルダー内でケーブルを自由に前後にスライドさせる機能はありません。例えば、充電中のスマートフォンを手に取った際に、ケーブルのたるみをホルダー側で調整したい場合などは、一度ホルダーからケーブルを外す必要があります。ケーブルをホルダーに固定した状態で、機器を動かす際にケーブルがスムーズにスライドすることを期待しているユーザーには、この点は注意が必要です。頻繁にケーブルを抜き差しする用途には向いていますが、ケーブルの長さを細かく調整しながら使いたい場合には不向きです。

本製品のケーブルをセットする内部スロットの直径は約7mmです。これは一般的なUSBケーブルやスマートフォン、マウス、キーボードなどのケーブルはもちろんのこと、Anker製品が対応する4.5mm径よりも広く、HDMIケーブルや一部の小型電化製品の比較的太い電源コードなども収納できることを意味します。様々な種類のケーブルが混在する環境で、太さの異なるケーブルをまとめて整理したい場合に役立ちます。ただし、全ての電源コードに対応するわけではなく、さらに太いケーブルや硬すぎるケーブルの場合は収まらない可能性もあります。多くの一般的なケーブルと、一部の太いケーブルに対応できる汎用性の高さが特長です。