MORICASH M-35 紙幣計数機

この製品の商品概要やスペックには、計数中に異なる金種の紙幣が混入した場合に検知する「異金種検知機能」に関する明確な記載がありません。そのため、手動での金種確認が必要となり、複数の金種を扱う業務では、計数ミスや仕分けミスのリスクが高まる可能性があります。この機能が必要な場合は、別途手作業での確認や、他の機種の検討が必要です。

UV（紫外線）とMG（磁気）センサーに加え、二重偽札検知およびサイズ検知機能を搭載しており、基本的な偽札対策が可能です。新紙幣にも対応していますが、日本円の新紙幣は磁気が弱いため、エラー防止のためにMG偽造検知機能をOFFにして使用することが推奨されています。これにより、一部の偽札検知精度に制限が生じる可能性がありますが、中小企業向けのセキュリティとしては一定の役割を果たします。

カウント前に希望する枚数を設定することで、その枚数ごとに計数を停止させるバッチカウント機能を搭載しています。これにより、紙幣を一定の束にまとめる作業が効率的に行え、銀行への入金準備やレジの釣銭準備などの業務をスムーズに進めることができます。額面の再計算が不要という説明は、バッチ設定の利便性を示唆しています。

複数回に分けて計数した紙幣の合計枚数を自動的に加算していく機能を搭載しています。これにより、一度に投入しきれない大量の紙幣を数える際や、複数の場所から集められた現金をまとめて集計する際に非常に便利です。手動での計算ミスを防ぎ、閉店時の売上集計や業務終了時の最終確認作業を効率的に行えます。

商品情報には、計数した各金種の枚数から合計金額を自動で算出・表示する「金額計算機能」に関する記載がありません。そのため、計数された紙幣の合計金額を知るためには、手動で金種ごとの枚数を確認し、計算する必要があります。日々の売上集計などで合計金額の自動算出が必要な場合は、この機能がないことで作業負担が増える可能性があります。