WTW 塚本無線 みてるちゃんたまご 防犯カメラ 400万画素 WTW-IPW308TW-5

本製品は動く対象を自動で追跡する機能を搭載しています。ただし、追跡できるのは人型のみに限定されており、追跡方向も左右方向のみとなります。上下方向への追跡は行いません。これにより、部屋を横切る人物などを追いかけることは可能ですが、例えば棚に登るペットなどを上下に追跡することはできません。追跡機能としては基本的なものですが、特定のシーンでは役立ちます。専用アプリでこの機能のオン/オフを切り替えられます。完全にすべての動きを捉えたい場合は、複数台設置するか、より高性能な追跡機能を持つカメラを検討する必要があります。

専用のスマートフォンアプリから操作することで、カメラの向きを遠隔で変更できるパンチルト機能を搭載しています。水平方向には最大355°、垂直方向には最大60°の範囲で角度調整が可能です。これにより、一台のカメラを部屋の中央などに設置することで、比較的広い範囲を見渡すことができます。アプリ上での簡単な操作で、気になる場所へすぐにレンズを向けることができるため、部屋全体を見守りたい場合や、特定の場所を重点的に確認したい場合に非常に便利です。物理的にカメラの向きを変える必要がありません。

カメラ本体にマイクとスピーカーを内蔵しており、離れた場所からスマートフォンアプリを通じてカメラ越しにリアルタイムで会話ができる双方向音声機能を備えています。これにより、留守番中のペットに話しかけたり、帰宅したお子様に声をかけたり、また簡易的に訪問者に応対したりすることが可能です。音声も比較的クリアで、映像と合わせて状況を把握しやすくなります。さらに、本製品独自の機能として、カメラ本体のボタンを押すだけで登録したスマートフォンに発信できる「ワンタッチコール機能」も搭載しており、カメラ側からの簡単な音声連絡も可能です。

本製品には、映像内の特定のエリアのみを監視対象として設定し、そのエリア内でのみ動きがあった場合に通知を受け取る「特定エリア検知機能」は搭載されていません。動体検知は映像全体に対して行われます。そのため、窓の外を通過する車や、設定したくない場所での動きなど、不要な動きにも反応して通知が届く可能性があります。必要な通知に絞りたい場合や、誤検知を減らしたい場合には、この機能がない点は留意が必要です。設定項目としては、人体検知のオン/オフなどが中心となります。

本製品は双方向音声機能を備えており、カメラ周辺の音を聞くことは可能ですが、特定の種類の音（例えば、赤ちゃんの泣き声や大きな物音など）を自動的に検知してスマートフォンに通知する「音声検知機能」については、商品情報に明確な記載がありません。主に動き（人体・動体）を検知して通知を行う仕様と考えられます。そのため、映像に映らない場所での異常音や、音で状況の変化を把握したい場合には、別の手段や機能を持つカメラを検討する必要があります。音による通知が必要な場合は、この機能の有無を確認することが重要です。

本製品には、カメラを使用しない時や家族が在宅している時に、レンズを物理的に覆い隠すなどして映像の撮影・記録を一時的に停止する「プライバシーモード機能」は搭載されていません。監視を停止したい場合は、手動でカメラの電源を切るなどの対応が必要となります。常に設置したままにしておきたいが、プライバシーを保護したい時間帯がある場合には、この機能がない点は不便に感じる可能性があります。プライバシー保護を重視するユーザーにとっては、この機能の有無が製品選びのポイントとなることがあります。

本製品は録画データをMicroSDカード（最大128GB対応）に保存することは可能ですが、インターネット上のクラウドストレージに自動的にアップロードして保存する「クラウド録画機能」については、商品情報に記載がありません。録画データの保存はMicroSDカードへのローカル保存のみに限定されると考えられます。そのため、カメラ本体が破壊されたり盗難されたりした場合、保存されたデータも失われるリスクがあります。遠隔地から手軽に過去の映像を確認したい場合や、より安全にデータを保管したい場合には、クラウド録画オプションがない点は留意が必要です。MicroSDカードの容量に合わせた運用が必要になります。