Care-Parents 車椅子 CP-0904

軽量なアルミニウム合金フレームとノーパンクタイヤ（前輪6インチ、後輪12インチ）により、介助者が押す際の取り回しは比較的軽快です。介助ブレーキも搭載されており、基本的な速度調整や停止は可能です。しかし、スタッフの確認結果では「小さな坂を乗り越える時に苦労する」という意見があり、傾斜のある場所や不整地での安定走行には介助者のより強い力が必要となる場合があります。

調節可能なアームレストとペダル、そして背もたれが調節可能と記載されています。これにより、利用者の体格や状況に合わせて基本的な調整は可能です。座面は人間工学に基づいたW型デザインとされています。しかし、スタッフの確認結果では「座りがあまり良くない」「座面が前に出すぎ？背もたれとの間が空きすぎ」といった具体的な問題点が指摘されており、謳われている調整機能が必ずしも利用者の身体に最適にフィットするとは限らないため、注意が必要です。

介助ブレーキとブレーキロック機能が搭載されており、介助者が速度を調整したり、車椅子を固定したりすることが可能です。また、広げた後の車椅子の固定には新型ボタンバックルが使用されます。しかし、スタッフの確認結果では「製品精度が低くロックが片側しか出来ませんでした」という重大な不具合が報告されており、安全確保の面で大きな懸念があります。また、「足置き回りのパーツがかなりボルトがせり出して止まっているので、足に引っかかって危なかった」という指摘もあり、使用時には細心の注意が必要です。

製品重量が9kgと非常に軽量であり、折りたたみ時のサイズも52CM×45CM×72CMとコンパクトになるため、優れた携帯性を持ちます。アルミニウム合金フレームの採用により、介助者が車に積み込んだり、公共交通機関で持ち運んだりする際の負担を大幅に軽減できます。旅行や外出の際に手軽に持ち運びたい方にとって、この軽量性とコンパクトさは大きなメリットとなります。

人間工学に基づいた背もたれデザインとW型座面が謳われており、通気性の良いクッションは取り外し・洗浄可能です。これにより、基本的な快適性と衛生面は考慮されています。しかし、スタッフの確認結果では「座りがあまり良くない」「座面が尻下がりになっていて、前のめりになる時にかなり前傾姿勢にならないとならない」といった具体的な座り心地の問題が指摘されており、長時間の使用では身体への負担や不快感が生じる可能性があります。体圧分散に特化した機能は明記されていません。

アルミニウム合金フレームは軽量でありながら、日常使用に耐えうる基本的な耐久性を持つとされています。座面と背もたれのクッションは取り外し可能で、清掃が容易なため、衛生的に保ちやすいです。タイヤはノーパンクタイプで、空気圧管理の手間がありません。しかし、スタッフの確認結果では「手すりとハンドルが劣化しやすいウレタン」という指摘があり、一部の部品の耐久性には懸念が残ります。また、ロック機能の不具合など、製品精度に関する問題も報告されています。