Shokz OpenRun

OpenRunは骨伝導技術により、耳を塞がずに音楽を聴きながら周囲の音を認識できます。これにより、ランニングやサイクリング中に車の音や周囲の人の声を聞き逃すことがなく、安全に音楽を楽しめます。また、屋内での作業中に家族の声やインターホンの音を聞き取れるため、生活音を遮断せずに音楽を楽しみたい方にもおすすめです。ただし、骨伝導の特性上、大音量時には音漏れが発生しやすい点に注意が必要です。周囲の状況に注意しながら適切な音量で使用することが重要です。

OpenRunはデュアルマイクとDSPアルゴリズムを搭載しており、通話時に周囲の雑音を低減します。これにより、騒がしい場所でもクリアな通話品質を確保できます。特に、テレワークや外出先での通話が多い方にとって、この機能は非常に便利です。ただし、過度なノイズキャンセリングは、自分の声がこもって聞こえる場合があるため、必要に応じて調整することをおすすめします。また、風の強い場所では、風切り音を完全に除去できない場合があります。

OpenRunはマルチポイント接続に対応していません。複数のデバイスに同時接続して、シームレスに切り替えて使用することはできません。そのため、複数のデバイスを頻繁に切り替えて使用するユーザーには不便かもしれません。ただし、Bluetoothのペアリング自体は容易に行えるため、使用するデバイスを切り替える際は、都度ペアリングを行うことで対応可能です。今後のモデルでは、マルチポイント接続への対応が期待されます。

OpenRunには、バッテリー残量を音声で通知する機能はありません。バッテリー残量を確認するには、接続しているデバイス（スマートフォンなど）の画面を確認する必要があります。または、イヤホンのLEDインジケーターの色でバッテリー残量を確認できます。頻繁にバッテリー残量を確認するユーザーにとっては、やや不便かもしれません。バッテリー残量低下のアラート音は搭載されています。

OpenRunはIP67の防塵防水性能を備えています。これは、粉塵の侵入を完全に防ぎ、水深1メートルに30分間没しても故障しないことを意味します。そのため、スポーツ時の汗や雨天時の使用でも安心して使用できます。ただし、水泳時の使用は推奨されていません。また、充電ポートが濡れた状態での充電は避ける必要があります。使用後は、乾いた布で水分を拭き取るなど、適切なお手入れを行うことで、より長く使用できます。

OpenRunは可変アーム構造ではありません。ネックバンド型のチタンフレームは、一定の形状を保ち、激しい運動時でも安定したフィット感を提供します。調整機能はありませんが、多くの場合、その安定した装着感で、不快感を感じることは少ないでしょう。より細かくフィッティングを調整したい場合は、可変アーム構造を持つ他のモデルを検討する必要があります。