Eufy eufyCam S330 2-Cam Kit (T8871)

カメラ本体に大容量バッテリーが内蔵されており、ソーラーパネルと組み合わせることで、電源配線なしでの運用が可能です。これにより、設置場所の自由度が大幅に向上し、電源確保が難しい屋外でも手軽に防犯カメラを導入できます。約365日間のバッテリー持続を謳っていますが、日照条件や使用頻度によっては、定期的な手動充電が必要になる場合があるため、設置場所の選定が重要です。

人や車の動きを検知すると自動的に録画を開始する機能が搭載されています。これにより、必要なイベントのみを効率的に記録し、ストレージ容量の節約とバッテリー消費の抑制に貢献します。AI顔認識技術と連携することで、登録された人物とそうでない人物を判別し、よりスマートな通知と録画が可能です。誤検知を減らし、重要なシーンを見逃さないための設定調整もアプリから行えます。

夜間や暗い場所でも鮮明な映像を記録するための赤外線暗視機能を備えています。これにより、夜間の不審者の侵入や動きを白黒映像で確認することができます。ただし、スタッフレビューによると、夜間の動体撮影では映像がブレやすく、顔の判別が困難になる場合があるため、夜間の動きの速い対象の特定には限界がある可能性があります。夜間もカラーモードに設定可能ですが、その際は照明が点灯します。

専用のスマートフォンアプリ「Eufy Security」を通じて、外出先からでもリアルタイムでカメラの映像を確認したり、録画データを再生したりすることが可能です。アプリは直感的な操作性で、監視モードの切り替えや各種設定も簡単に行えます。これにより、自宅を離れていても常に状況を把握でき、異常があった際にはすぐに通知を受け取ることが可能です。PCからの直接閲覧はできませんが、Windowsのスマホ連携機能で代替可能です。

本製品はクラウド録画機能には対応していません。録画データはHomeBase S380内のローカルストレージに保存される仕組みです。これにより、月額費用が不要となり、プライバシー保護の面でも優れています。カメラ本体が盗難された場合でも、HomeBaseが安全な場所に設置されていればデータは保護されます。ただし、クラウドへの自動バックアップを重視するユーザーには不向きです。

カメラに内蔵されたマイクとスピーカーを通じて、専用アプリから現場の音声を聞いたり、カメラ越しに話しかけたりする双方向通話が可能です。これにより、宅配業者への指示や、不審者への警告など、様々な状況で活用できます。ただし、同時に会話するフルデュプレックス方式ではなく、片方ずつ話す半二重方式であるため、スムーズな会話には若干のタイムラグが生じる可能性があります。