Hiicam HITACSPEED60-A1

6軸EIS手ブレ補正を搭載しており、ある程度の揺れや振動を軽減できます。しかし、より高度な手ブレ補正を求める場合は、光学式手ブレ補正やジンバルとの併用が推奨されます。電子式手ブレ補正は、映像をクロップして補正するため、画角が狭くなる点に注意が必要です。アクションカムの特性上、動きながらの撮影が多いため、手ブレ補正機能は非常に重要です。特に、自転車やバイクなどに取り付けて撮影する場合は、手ブレ補正機能の有無で映像のクオリティが大きく変わります。

本体は10mまでの防水に対応しており、付属の防水ケースを使用すると40mまでの水中撮影が可能です。IPX8相当の防水性能を備えていますが、使用前に防水ケースのパッキンに異常がないか確認することが重要です。また、海水で使用した後は、真水で洗い流し、乾燥させる必要があります。水深が深くなるほど水圧が高くなるため、防水ケースの耐圧性能を超える深度での使用は避けてください。防水性能は、アクションカムを選ぶ上で重要な要素の一つであり、マリンスポーツや水中でのアクティビティを楽しむユーザーには必須の機能です。

タイムラプス機能を使用することで、一定間隔で撮影した静止画を繋ぎ合わせ、長時間の変化を短時間で表現できます。例えば、雲の流れや植物の成長、工事現場の様子などを記録する際に便利です。撮影間隔は、被写体の変化速度に合わせて調整する必要があります。また、タイムラプス動画は、編集ソフトで加工することで、より印象的な映像作品に仕上げることができます。バッテリー消費が激しいため、長時間の撮影には外部電源が必要となる場合があります。

8倍スローモーション機能を搭載しており、動きの速い被写体を詳細に分析したり、印象的な映像表現を追求したりできます。スポーツのフォーム確認や、動物の動き、水しぶきなどをスローモーションで再生することで、肉眼では捉えきれない瞬間を捉えることができます。スローモーション撮影は、通常よりも高いフレームレートで撮影する必要があるため、明るい場所での撮影が推奨されます。また、スローモーション動画は、編集ソフトで速度調整やエフェクトを加えることで、より魅力的な映像作品に仕上げることができます。

Wi-Fi機能を搭載しており、スマートフォンアプリ「Hi Camera」と連携することで、撮影した動画を簡単に転送したり、カメラを遠隔操作したりできます。スマートフォンアプリを使用することで、カメラの設定変更やライブビュー映像の確認も可能です。Wi-Fi接続は、屋外など電波状況が悪い場所では接続が不安定になる場合があります。また、Wi-Fi接続中はバッテリー消費が早くなるため、長時間の使用には注意が必要です。SNSへのアップロードも容易に行えるため、撮影した映像をすぐに共有したいユーザーには便利な機能です。

音声制御機能は搭載されていません。アクションカムは、通常、物理ボタンやタッチパネル、スマートフォンアプリなどを使用して操作します。音声制御機能は、ハンズフリーで操作できるため、特にアクションシーンでの撮影に便利ですが、本製品には搭載されていません。代替手段として、リモコンを使用することで、ある程度の遠隔操作が可能です。