NB North Bayou モニターアーム F150

壁面への固定後、アームの各関節を使ってモニターの向きや距離を調整できます。チルト（上下傾き）、パン（左右首振り）、ピボット（回転）が可能で、これにより設置場所の高さに合わせて最適な viewing angle を見つけることができます。パンは左右90°、チルトは上85°/下30°、回転は360°まで対応しており、多様なニーズに応じられますが、デスクアームと比較すると水平方向の可動域は制限されます。

このモニターアームは壁面へのウォールマウント専用設計です。机の端に挟むクランプ式や、机の穴に通すグロメット式といった一般的なデスクアームの取り付け方式には対応していません。そのため、設置場所は壁面に限定され、机上への設置はできません。購入前には、設置したい壁がウォールマウントに適しているか、十分な強度があるかを確認する必要があります。

アームにはケーブルを固定するためのクリップやカバーが備わっています。モニターとPCなどを繋ぐケーブルをアームに沿わせて固定することで、配線が散らかるのを防ぎ、デスク周りや設置場所全体の見た目をすっきりと保つことができます。壁掛けによる省スペース効果と合わせて、より整然とした環境を実現するのに役立ちます。

モニターをアームのVESAプレートに取り付ける際にはネジ留めが必要であり、工具が必要です。また、壁面への設置自体も、壁に穴を開け、付属のネジでマウントを固定する必要があるため、ドリルやドライバーといった工具が必須となります。モニターを頻繁にアームから取り外したり取り付けたりする場合や、設置場所を気軽に移動したい場合には不向きと言えます。

この製品はガススプリング式を採用しており、モニターの重さに合わせてアームのテンション（反発力）を調整することが可能です。これにより、対応する3kgから12kgの範囲内のモニターであれば、軽い力でスムーズに上下や前後に移動させることができます。モニター取り付け後に動きが硬い、または緩すぎると感じた場合に、アームのガス圧を調整することで最適な操作感を得られます。

モニターを固定するVESAプレート部分で、モニターを360°回転させることが可能です。これにより、画面を縦向き（ポートレートモード）または横向き（ランドスケープモード）に簡単に切り替えることができます。縦長のウェブサイト閲覧やプログラミング作業など、縦表示が便利な用途で役立ちます。ただし、製品の仕様として、初期状態でパネルが反時計回り45度になっているため、設置後に時計回りに45度回転させる必要がある場合があります。