ACCURTEK 大型 モニターアーム AC80-10P

本製品はポール式のモニターアームであり、高さ調整はポール上で行いますが、多関節アームのように前後左右に自由にモニターの位置を細かく調整する機能はありません。固定された位置で高さや角度、回転を調整する用途に適しており、頻繁にモニター位置を変えたい方には不向きです。一般的な多関節アームとは異なるタイプである点を理解しておく必要があります。

クランプ式とグロメット式の両方の取り付け方法に対応しています。机の端に挟んで固定するクランプ式は手軽に設置でき、机に穴を開ける必要がありません。一方、机に穴を開けてボルトで固定するグロメット式はより強固に固定できます。同梱パーツでどちらの方式にも対応できるため、設置場所やデスクの構造に合わせて選べる利便性があります。天板の厚み（10mm～50mm）に対応しています。

アームの支柱部分に内蔵されたケーブル管理機能が搭載されています。これにより、モニターから伸びる電源ケーブルや映像ケーブルなどをアームに沿わせてまとめて隠すことができます。デスク上にケーブルが散乱するのを防ぎ、見た目をすっきりさせるだけでなく、作業スペースを有効活用することができます。ケーブル類が整理されていると、掃除もしやすくなり、より整頓された作業環境を実現できます。

モニターをアームに取り付ける際に、工具を使わずに簡単に着脱できるクイックリリース機能のような機構は搭載されていません。VESAプレートをアームに取り付け、モニターをネジで固定する際には工具が必要となります。一度取り付ければ頻繁に取り外すことは少ないかもしれませんが、モニターの交換やメンテナンスの際には工具が必要になる点を考慮してください。一般的なネジ止め方式となります。

本製品はガススプリングやメカニカルスプリングを用いたバランス調整機能を搭載していません。高さ調整はポール上で物理的に固定する方式であり、スプリング式アームのようにモニターの重量に合わせて保持力を調整したり、軽い力でスムーズに動かせるタイプではありません。高荷重対応の頑丈な造りにより、対応範囲内の重量であればしっかりとモニターを支え、安定した位置保持に特化した設計と言えます。

モニターを取り付けたVESAプレート部分は360度回転が可能です。これにより、モニターを水平方向（横向き）だけでなく、垂直方向（縦向き）にも簡単に回転させて使用できます。縦長のウェブサイトや文書を閲覧する際、縦向き表示にすることで一覧性が向上し、スクロールの手間を減らすことができます。コーディング作業や資料作成など、特定の用途において非常に便利な機能です。