Blackview Wave8C

内蔵ストレージ容量は64GBで、最上位機種の128GBより少ないです。OSやプリインストールアプリで使用される容量を考慮すると、実際にユーザーが自由に使える容量はさらに少なくなります。そのため、多くのアプリをインストールしたり、写真や動画を大量に保存したりすると、容量不足になりやすいでしょう。しかし、最大2TBまでのmicroSDカードに対応しているため、外部ストレージとして容量を大幅に増やせる点は大きな利点です。microSDカードを活用すれば、容量不足の心配は軽減されますが、内蔵ストレージの少なさがベースとなるため、スコアは標準的としました。

ディスプレイサイズは6.56インチと、最上位機種の6.8インチに近く大画面と言えます。動画視聴やWeb閲覧は見やすいですが、解像度はHD+（720×1612）と標準的で、より高精細なフルHD+などと比較すると画質は劣ります。リフレッシュレートに関する記載はありませんが、この価格帯では標準的な60Hzと考えられます。上位機種にある90Hzや120Hzのような滑らかな画面表示は期待できません。画面サイズは魅力的ですが、解像度やリフレッシュレートはエントリーレベルに留まります。

メインカメラは13MP、前面カメラは8MPです。最上位機種のカメラ（13MPメイン、5MP前面）と比較すると、前面カメラの画素数は優れていますが、メインカメラは同等です。ただし、画素数だけでカメラの性能は決まらず、センサーや画像処理エンジンの性能も重要です。このモデルのカメラは「すべての写真がより鮮明で詳細に」と記載がありますが、スタッフレビューでは「日常のビデオ通話やオンラインクラスにも最適」というコメントもあり、高画質撮影よりも基本的な撮影やビデオ通話に適した性能と考えられます。あくまでエントリーレベルのカメラ性能であり、プロレベルの撮影には不向きです。

バッテリー容量は5000mAhで、最上位機種の5150mAhとほぼ同等の大容量です。ディスプレイ解像度がHD+であることや、SoCの消費電力が比較的低いことから、バッテリー持ちは良好であると期待できます。商品概要にも「通話時間は21時間、動画視聴やゲームプレイには5時間持続」とあり、日常使用であれば1日十分に使える可能性が高いです。10Wの急速充電にも対応しており、充電時間もある程度短縮できます。価格帯を考慮すると、バッテリー持ちは特に優れている点と言えます。