MINIXTEC J4125 Oumax ミニパソコン

USB3.0ポートが3つ、USB2.0ポートが3つ搭載されており、周辺機器の接続には十分な数です。USBハブを別途用意する必要なく、複数の機器を同時に接続できます。ただし、最新のUSB規格であるUSB3.2には対応していません。USB3.2対応の機器を使用する際は、転送速度が制限される可能性があります。一般的な用途であれば十分ですが、高速なデータ転送を頻繁に行う場合は注意が必要です。例えば、外付けSSDを使用する際に、USB3.2対応のSSDの性能を最大限に活かすことはできません。しかし、キーボードやマウスなどの周辺機器の接続には十分な性能です。

Wi-Fiに対応しており、ワイヤレスでインターネットに接続できます。ただし、最新のWi-Fi 6には対応しておらず、Wi-Fi 5までの対応となります。Wi-Fi 6対応のルーターを使用している場合は、Wi-Fi 5の速度に制限されます。高速な通信を必要とするオンラインゲームや高画質の動画視聴などには、有線LAN接続が推奨されます。しかし、一般的なウェブブラウジングやメールの送受信などであれば、Wi-Fi接続でも十分快適に利用できます。無線LANがあることで設置場所を選ばないというメリットもあります。

HDMI2.0ポートを2つ搭載しており、4K 60Hzのデュアルディスプレイ出力に対応しています。大画面モニター2台に接続して、作業効率を向上させることができます。ただし、DisplayPortは搭載されていません。DisplayPort対応のモニターを使用する場合は、HDMI変換アダプターが必要になります。デュアルディスプレイ環境を構築したい場合は、HDMIポートの数を確認することが重要です。資料作成とウェブブラウジングを同時に行うなど、複数のウィンドウを広げて作業する際に便利です。

Bluetoothに対応しており、ワイヤレスイヤホンやマウスなどのBluetooth対応機器をケーブルなしで接続できます。ただし、最新のBluetooth 5.0以降には対応しておらず、Bluetoothのバージョンは明記されていません。Bluetooth 5.0以降の機器を使用する場合は、通信速度や安定性に影響が出る可能性があります。しかし、一般的なワイヤレスイヤホンやマウスの接続には十分な性能です。ケーブルの煩わしさから解放され、デスク周りをすっきりと整理できます。ワイヤレスキーボードとマウスを使用すれば、さらに快適な作業環境を構築できます。

SDカードスロットは搭載されていません。デジタルカメラで撮影した写真や動画をパソコンに取り込む場合は、別途カードリーダーを用意する必要があります。USB接続のカードリーダーを使用すれば、SDカードのデータを簡単にパソコンに転送できます。頻繁にSDカードを使用する場合は、内蔵カードリーダーがある方が便利ですが、USBカードリーダーでも十分代用可能です。旅行先で撮影した写真などをすぐに確認したい場合は、少し不便かもしれません。

VESAマウントには対応していません。モニターの背面に取り付けて一体型パソコンのように使用することはできません。省スペースで使用したい場合は、モニターアームなどを使用して、モニターの裏に設置する方法があります。VESAマウントに対応していれば、モニターと一体化してさらに省スペースになりますが、本製品では別途工夫が必要です。しかし、本体自体が小型なので、設置場所には困らないでしょう。