SJCAM C300

SJCAM C300は、六軸ジャイロを搭載した手ブレ補正機能を備えています。しかし、最上位機種のような高度な補正能力はなく、激しい動きや振動のあるシーンでは、映像のブレが目立つことがあります。日常的な使用や、比較的穏やかなアクティビティでの撮影には十分ですが、プロレベルの安定した映像を求める場合は、ジンバルなどの併用を検討する必要があります。手ブレ補正の強度を調整する機能はありません。

SJCAM C300には、防水ケースが付属しており、装着することで30mまでの水中撮影が可能です。ただし、防水ケースを装着すると、音声がこもる、操作性が低下するなどのデメリットがあります。また、防水性能は経年劣化するため、使用前には必ず防水テストを行うようにしましょう。より過酷な環境で使用する場合は、専用の防水アクセサリーを別途購入する必要があります。IPX8相当の防水性能です。

SJCAM C300は、タイムラプス機能を搭載しており、一定間隔で撮影した画像を繋ぎ合わせて、長時間の変化を短時間で表現できます。撮影間隔や撮影時間などを細かく設定することはできません。タイムラプス撮影は、バッテリーを消費しやすいので、長時間の撮影には外部電源の使用をおすすめします。星空の撮影など、光量の少ない環境下ではノイズが目立つ可能性があります。

SJCAM C300は、最大8倍のスローモーション撮影が可能です。しかし、スローモーション撮影時の解像度は低下するため、画質は通常撮影時よりも粗くなります。また、スローモーション効果を適用できるのは撮影後のみで、リアルタイムでのスローモーション撮影はできません。スポーツなどの動きの速い被写体を分析したり、印象的な映像を制作するのに役立ちます。

SJCAM C300は、Wi-Fi機能を搭載しており、スマートフォンアプリ「SJCAM ZONE」と連携することで、カメラの遠隔操作や、撮影した写真や動画の転送が可能です。アプリの使いやすさは賛否両論あり、接続が不安定になる場合もあります。しかし、スマートフォンで手軽に映像を確認したり、SNSにアップロードできるのは便利です。5Gwifiに対応しています。

SJCAM C300は、音声制御機能を搭載していません。アクションカムは、両手が塞がった状態での操作が多いため、音声制御機能があると非常に便利ですが、本製品には搭載されていません。代替機能として、スマートフォンアプリでの遠隔操作や、別売りのリモコンを使用することができます。今後のアップデートで音声制御機能が追加されることを期待します。