ケンコー(Kenko) KC-AF11 GR ST

Kenko KC-AF11 GR STには、電子式手ブレ補正機能が搭載されています。これにより、写真撮影時に発生しやすい手ブレを軽減し、より鮮明な画像を撮影できます。特に、暗い場所での撮影において効果を発揮しますが、強力な補正ではないため、過度な期待は禁物です。より確実に手ブレを防ぎたい場合は、三脚の使用をおすすめします。動画撮影時には手ブレ補正は機能しません。

シーン自動認識機能が搭載されており、カメラが自動で撮影シーンを認識し、最適な設定を行います。風景、人物、夜景など、様々なシーンに合わせて最適な撮影モードを自動で選択してくれるため、初心者でも簡単に美しい写真を撮影できます。ただし、シーンによっては誤認識する場合もあるため、必要に応じて手動で設定を変更することも可能です。例えば、逆光時や特殊な照明下では、期待通りの結果が得られない場合があります。

顔認識機能を搭載しており、人物の顔を自動で認識し、ピントを合わせます。これにより、ポートレート写真や集合写真で、人物の顔をくっきりと撮影できます。笑顔認識機能はありません。顔が小さすぎる場合や、横顔の場合は認識しにくい場合があります。また、背景が複雑な場合や、顔が影になっている場合も認識精度が低下することがあります。

デジタルズーム機能を搭載しており、光学ズームと組み合わせて被写体を拡大できます。ただし、デジタルズームは画像を拡大するため、画質が劣化する点に注意が必要です。画質を重視する場合は、光学ズームの範囲内で撮影することをおすすめします。Kenko KC-AF11 GR STの光学ズームは1倍のため、デジタルズームの使用は画質低下を招きやすいです。あくまで緊急用として考え、画質にこだわらない場合に利用するのが良いでしょう。

セルフタイマー機能を搭載しており、2秒、5秒、10秒から選択できます。集合写真や自分撮りに便利で、三脚と組み合わせて使用することで、より安定した構図で撮影できます。ただし、セルフタイマーを使用する際は、シャッターボタンを押してから撮影が開始されるまでの時間を確認し、適切なタイミングでポーズを取るようにしましょう。特に、屋外での撮影では、風の影響を受けやすいので注意が必要です。

Kenko KC-AF11 GR STは、1080/30p(補間)、720/30pの動画撮影に対応しています。高画質な動画を手軽に撮影でき、思い出をより鮮明に残せます。ただし、動画撮影時はパンフォーカスとなるため、ピント合わせはできません。また、動画撮影時は、記録容量を多く消費するため、十分な空き容量のあるSDカードを用意する必要があります。長時間の動画撮影は、バッテリーの消耗も早くなるため、予備バッテリーの準備も検討しましょう。