NUCOUN NC-5 Pro 紙幣カウンター

この紙幣カウンターは、計数前に金種をプリセットする「バリューモード」を搭載しており、プリセットされた金種と異なる紙幣が混入した場合に検知し、警告を発します。これにより、単一金種を正確に計数する際の誤りを防ぎ、手作業での確認の手間を軽減します。ただし、自動で複数の金種を識別し、それぞれの枚数と合計金額を算出する「混合金種計数機能」は備えていません。あくまでプリセットした金種以外の混入を知らせる機能として活用できます。

本製品は、紫外線（UV）、磁気（MG）、赤外線（IR）の3種類のセンサーを組み合わせた偽札検知機能を搭載しています。これにより、紙幣の真偽を多角的にチェックし、偽造紙幣の混入リスクを低減します。新紙幣にも対応していますが、新版日本円の磁気が弱いため、エラー防止のためにMG検知機能をOFFにすることを推奨しています。疑わしい紙幣を検知した際には、アラームと画面表示で警告し、セキュリティを強化します。

本製品はバッチカウント機能を備えており、あらかじめ設定した枚数（例：100枚）ごとに計数を自動で停止させることができます。これにより、紙幣を一定の束にまとめる作業が効率的に行え、銀行への入金準備やレジの釣銭準備などの業務をスムーズに進めることが可能です。手作業での数え間違いを防ぎ、正確な紙幣の仕分け作業をサポートします。

ADDモードを搭載しており、複数回に分けて計数した紙幣の合計枚数を自動的に加算し、最終的な総枚数を表示します。一度に投入しきれない大量の紙幣を処理する場合や、複数の計数結果を合算して集計する際に非常に便利です。手動での計算ミスをなくし、閉店時の売上集計や業務終了時の最終確認作業の正確性と効率性を向上させます。

本製品は「バリューモード」により金額計算が可能です。計数前に金種をプリセットすることで、計数された紙幣の枚数から合計金額を算出・表示します。自動で金種を識別する機能ではないため、計数する紙幣の金種が変わるたびに手動で設定を切り替える必要がありますが、単一金種での売上集計や現金整理において、手動計算の手間とミスを削減し、効率的な金額管理をサポートします。