Otuoor iPad Pro 13インチ (M4 2024) 用 キーボードケース

この製品はマルチタッチ対応のトラックパッドを搭載しており、iPadOS上でのカーソル操作や複数指でのジェスチャーが可能です。これにより、ウェブブラウジング、書類作成、スプレッドシート編集などがタッチ操作よりもスムーズに行えます。ただし、純正Magic Keyboardのガラス製トラックパッドのような非常に滑らかな操作感や、ピクセル単位の精密な操作感は期待できない可能性があります。基本的なポインター操作やスクロール、スワイプなどのジェスチャーは問題なく行えるでしょう。

キーボードには7色のバックライト機能があり、薄暗い場所でもキーの文字を見やすくします。3段階の輝度調整も可能です。これにより、夜間や照明を落とした室内など、周囲が暗い環境でもタイピングがしやすくなります。Apple純正Magic Keyboardのように周囲の明るさに応じて自動調整される機能があるかは不明ですが、手動での調整が可能であるため、視認性を確保する上では十分な機能と言えます。

この製品には、独立したファンクションキー列（F1, F2... や輝度・音量調整などの専用キーが並んだ列）は搭載されていないようです。商品説明には「iPad OSショートカットキーに対応」とありますが、これはFnキーなどとの組み合わせで一部機能が利用できることを指す可能性が高く、最上段にシステム操作用のキーが並んだ純正キーボードとは異なります。システム操作を行う際は、Fnキーとの組み合わせ操作が必要になるか、画面タッチで行う必要があります。

この製品はSmart Connectorではなく、BluetoothでiPadと接続します。Smart Connector接続のようにケース装着ですぐに使えたり、iPadから給電されたりするわけではありません。使用開始前にiPadとのペアリング設定が必要で、キーボード内蔵のバッテリー残量を管理し、定期的に充電する必要があります。Bluetooth接続のため、稀に入力遅延が発生したり、接続が不安定になったりする可能性もゼロではありません。

この製品は商品説明によると「マルチシーンモード(横向き/縦向き/機内持ち込みモード)」に対応しているため、おそらくいくつかの特定の角度でiPadを固定できるスタンド機能を持っていると考えられます。Apple純正Magic Keyboardのような、フローティングカンチレバーによる自由な角度での無段階調整機能は搭載されていない可能性が高いです。作業内容や姿勢に合わせて細かく角度を調整したい場合には、純正品ほどの柔軟性はありません。

このキーボードケース自体に内蔵バッテリーがあり、付属のType-Cポートから充電します。このポートを経由してiPad Pro本体を充電するパススルー充電機能は搭載されていません。iPad本体を充電するには、iPad本体のUSB-Cポートを使用する必要があります。キーボードを使いながら外部ディスプレイなどを接続したい場合は、別途USBハブなどが必要になります。

商品説明や画像を見る限り、Apple Pencil（第2世代やProなど）を安全に収納し、同時に充電できるような専用のスペースや機構は確認できませんでした。iPad Pro本体の側面にApple Pencilを磁力で装着して充電することは可能ですが、ケースがその状態を保持する補助をしたり、持ち運び中の落下を防ぐ構造にはなっていません。そのため、Apple Pencilも一緒に持ち運びたい場合は、別途ペンケースを用意するなど対策が必要になります。