EastForce 自由自在 8関節ロングモニターアーム EFMASBK

本製品は8つの関節を備えており、ポール接続部、下段アーム、中段アーム、上段アームそれぞれが広い範囲で可動します。これにより、モニターを上下左右、前後に大きく動かすことが可能です。特にポールからモニターマウント部までの長さが76cmあるため、モニターをデスク手前や任意の場所に自由自在に引き出して配置できるのが大きな特徴です。複雑な配置や体勢での作業にも対応しやすい多関節構造となっています。

デスクへの取り付け方法として、クランプ式とグロメット式の両方に対応しています。クランプ式はデスクの端に挟んで固定するため、デスクに穴を開ける必要がなく、比較的簡単に設置や移動が行えます。対応天板厚みは1cm～8cmです。グロメット式はデスクに穴を開けて固定するため、より安定性が高く、任意の場所に固定できるメリットがあります。対応天板厚みは1cm～4cmです。ご自身のデスク環境に合わせて最適な方法を選択できます。

アーム本体の各部にケーブルを収納できるカバーが搭載されています。これにより、モニターからPC本体へ接続するケーブル類をアームに沿わせて隠すことができます。また、ポール部分にもケーブルをまとめるクリップが付属しており、デスク周りの配線をスッキリと整理するのに役立ちます。複数のケーブルを使用する場合でも、アームに沿わせることで見た目を綺麗に保ち、誤ってケーブルを引っ掛けるリスクを減らします。

本製品はVESAプレートをモニターに取り付け、それをアーム先端に固定する方式ですが、モニターの着脱には基本的にネジ留めが必要です。工具（付属の六角レンチなど）を使用してネジを締めたり緩めたりすることでモニターを固定・取り外しを行います。工具不要でワンタッチでモニターを着脱できるクイックリリース機能のような機構は搭載されていません。モニターを頻繁に付け替えたい場合は、都度工具での作業が必要になります。

メカニカルスプリング式のモニターアームであるため、モニターの重量やアームの保持力を調整するために、関節部分のボルトを付属の六角レンチで締めたり緩めたりする必要があります。これにより、モニターの重さに応じてアームが勝手に下がらないように保持力を調整できます。ただし、この調整はガススプリング式のようにスムーズではなく、力加減や微調整に慣れが必要です。スタッフレビューでも、重いモニターではしっかり締め付けが必要との意見があります。

モニターマウント部分が±180度の範囲で回転可能です。これにより、モニターを通常の横向き（ランドスケープ）だけでなく、縦向き（ポートレート）に回転させて使用することができます。縦長の書類やウェブサイト、プログラミングコードなどを表示する際に便利です。この回転機能は、モニターアームの自由な可動範囲の一部として、作業効率や利便性を高める要素となります。