Hiicam speed20

6軸EIS（電子式手ブレ補正）機能を搭載しており、動きのあるシーンでも映像の揺れを効果的に軽減します。これにより、手持ちでの撮影やアクティビティ中の映像がより安定し、視聴しやすい動画を記録できます。ただし、5K解像度ではEISが機能しないという注意書きがあり、電子式であるため、光学式手ブレ補正と比較すると補正能力に限界がある場合があります。日常的な使用やカジュアルなスポーツ撮影には十分な性能ですが、プロフェッショナルな用途や極めて激しい動きを伴うシーンでは、上位機種の性能には及ばない可能性があります。

付属の防水ケースを装着することで、水深40メートルまでの防水性能を実現します。これにより、水中での撮影や雨天時、雪の中など、様々な水辺や悪天候の環境下でカメラを安心して使用できます。ウォータースポーツや冬のアクティビティなど、カメラが水に触れる可能性のあるシーンで活躍します。ただし、カメラ本体のみでの防水性能や防塵性能については明確な記載がないため、防水ケースなしでの使用は推奨されません。砂や埃の多い場所での使用には、別途防塵対策を検討することをお勧めします。

タイムラプスモードを搭載しており、長時間の風景の変化やイベントの進行を短時間で凝縮した映像として記録できます。雲の流れ、植物の成長、街の移り変わりなど、肉眼では捉えにくい時間の経過を印象的な動画として表現することが可能です。設定間隔を調整することで、様々な速度のタイムラプス映像を作成でき、クリエイティブな表現の幅が広がります。初心者でも手軽に設定できるため、特別な機材なしでプロのような映像表現に挑戦できます。

スローモーションモードを搭載しており、動きの速い被写体をゆっくりと再生する映像を撮影できます。スポーツのフォームチェック、動物の動き、水しぶきが上がる瞬間など、肉眼では捉えきれない一瞬のディテールを鮮明に記録し、分析や鑑賞に役立てることができます。映像にドラマチックな効果を加えたい場合にも有効です。高フレームレートで撮影し、それを低速で再生することで、滑らかで印象的なスローモーション映像を実現します。

内蔵Wi-Fiを介してスマートフォンと連携し、専用アプリを通じてカメラの遠隔操作や撮影した写真・動画の確認、転送が可能です。これにより、撮影後すぐにSNSに共有したり、スマートフォンで映像を編集したりする作業がスムーズに行えます。また、カメラを設置した状態でのリモート操作は、自撮りや集合写真、手の届かない場所からの撮影に非常に便利です。ただし、スタッフレビューにはアプリが日本語に対応していないという指摘があり、一部のユーザーにとっては操作に戸惑う可能性があります。

音声制御機能については、商品情報に記載がありません。そのため、ハンズフリーでの操作はできません。録画の開始・停止やモード切り替えなどの操作は、カメラ本体のボタン、タッチパネル、または付属のリモコンで行う必要があります。特に、両手がふさがっている状況や、カメラを装着したまま操作したい場合には、この機能がないことが不便に感じられるかもしれません。音声制御を重視するユーザーにとっては、この点は購入前に考慮すべき要素となります。