Hiicam speed20

Hiicam speed20は6軸EIS手ブレ補正を搭載しており、ある程度の揺れや振動があっても安定した動画撮影が可能です。しかし、上位機種に搭載されている光学式手ブレ補正と比較すると、補正効果は限定的です。激しい動きや大きな揺れがある場合は、映像のブレが目立つことがあります。EISは5Kでは機能しない点にも注意が必要です。通常利用では十分な補正効果を発揮しますが、より安定した映像を求める場合は上位機種を検討する余地があります。

Hiicam speed20は、付属の防水ケースを装着することで水深40mまでの水中撮影が可能です。IPX8相当の防水性能を備えていますが、上位機種と比較すると、防水性能はやや劣ります。また、防水ケースなしでの使用は推奨されていません。水中での使用後は、真水で洗い、乾燥させる必要があります。水圧の高い場所や、長時間の水中撮影には注意が必要です。エントリーモデルとしては十分な防水性能ですが、過信は禁物です。

Hiicam speed20はタイムラプスモードを搭載しており、一定間隔で撮影した静止画を繋ぎ合わせることで、時間の経過を凝縮した動画を作成できます。しかし、撮影間隔の設定や画質設定など、詳細な設定はできません。上位機種のような高度な編集機能はありませんが、手軽にタイムラプス動画を楽しめます。雲の流れや植物の成長など、長時間かけて変化する様子を短時間で表現できます。初心者でも簡単にタイムラプス動画を作成できるのが魅力です。

Hiicam speed20はスローモーション機能を搭載しており、動きの速い被写体をゆっくりと再生できます。しかし、上位機種と比較すると、フレームレートが低く、滑らかなスローモーション映像は撮影できません。また、解像度も低下する場合があります。スポーツのフォーム確認や、ペットの動きなど、肉眼では見えにくい瞬間を詳細に捉えられますが、画質には期待できません。エントリーモデルとしては必要十分な機能ですが、より高品質なスローモーション映像を求める場合は上位機種を検討する余地があります。

Hiicam speed20はWi-Fi機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットと連携できます。専用アプリをインストールすることで、撮影した映像をスマートフォンに転送したり、カメラを遠隔操作したりできます。しかし、アプリの使い勝手や安定性は上位機種と比較すると劣ります。また、Wi-Fi接続が不安定になる場合もあります。手軽に映像を共有したり、自撮りをする際に便利ですが、過度な期待は禁物です。アプリのアップデートで改善される可能性もあります。

Hiicam speed20は音声制御機能を搭載していません。上位機種では音声コマンドで録画開始や停止などの操作が可能ですが、Hiicam speed20では対応していません。手を離せない状況での操作は、リモコンを使用する必要があります。音声制御機能は、特にアクションシーンでの撮影時に便利な機能ですが、Hiicam speed20では利用できません。今後のアップデートで追加される可能性もありますが、現時点では非対応です。音声操作を重視する場合は、他の機種を検討する必要があります。