ACCURTEK モニターアーム AC09S-12B

5軸調整（上下・左右・回転・チルト・前後）に対応しており、モニターの位置や角度を細かく設定できます。チルトは前傾き20°から後ろ仰ぎ50°まで、左右は各90°、回転は180°可能です。レビューでは、身長170cm程度の方の目線まで上げられたり、スムーズな動きが評価されています。ただし、最上位モデルのような完璧な滑らかさとは少し異なるという意見もあります。用途に合わせて柔軟にモニターを配置したい方には十分な可動範囲です。

クランプ式とグロメット式の両方に対応しています。クランプ式は天板厚10～85mm、グロメット式は10～50mmに対応します。これにより、デスクの形状や構造に合わせて設置方法を選択できる柔軟性があります。ただし、高耐荷重のため、特にクランプ式で薄い天板や強度の低いデスクに使用する場合は、デスク保護や安定性の観点から別売りの補強プレートの併用が強く推奨されています。

アームに沿ってケーブルを固定するためのホルダー（クリップ）が付属しています。これにより、モニターからPCまでのケーブルをアームに沿わせてまとめることができ、デスク周りの配線をすっきりさせることが可能です。ただし、レビューの中には付属のホルダーが少し窮屈で、太めのケーブルを通しにくい、もう少し改善してほしいという意見もあります。多くのケーブルをまとめて収納したい場合は、別途結束バンドなどを活用する必要があるかもしれません。

VESAマウント部分がプレート式になっており、モニター側にあらかじめプレートを取り付けておけば、アーム本体への取り付けや取り外しが比較的容易に行えます。これにより、モニターの交換や一時的な取り外しが必要な際に、都度アーム全体を操作する必要がなく、スムーズな作業が可能です。ただし、一部レビューでは付属のVESA固定ネジがモニター側のネジ穴深さと合わず、別途用意が必要だったという報告もあります。

ガススプリング式を採用しており、対応するモニター重量（17～49インチ、フラット20kg/曲面14kg）の範囲内であれば、モニターの重さに合わせてアームの張力を調整することで、軽い力でモニターを上下にスムーズに移動させることができます。これにより、モニターの高さ調整が手軽に行え、最適な位置で作業を継続することが可能です。ガス圧の調整ネジで、使用するモニターの重量に合わせた微調整を行うことができます。

モニターを垂直方向に対して180度回転させることが可能です。これにより、通常の横置き（ランドスケープ）だけでなく、縦置き（ポートレート）での使用も行えます。縦長の文書作成やWebサイト閲覧など、縦画面での作業が多い場合に非常に便利です。レビューでも「前後にも調節できるので、とても良い」と可動性全体が評価されています。ただし、アームの基部から完全に360度回転できるわけではなく、180度で向きが変わる仕様です。