小川(Ogawa) 2段ミニ折りたたみ 晴雨兼用日傘 手開き 50cm 河馬印本舗 菊(浅縹/あさはなだ)

本製品は自動開閉機能を持たない手開き式の傘です。傘を開く際は、留め具を外して生地を軽くほぐし、手でカチッと音がするまで押し上げて開きます。閉じる際も、手で引き下げて骨をたたみます。この操作は両手が必要なため、荷物が多い時や急いでいる時にはやや手間を感じるかもしれません。自動で開閉するモデルに比べると利便性では劣りますが、構造がシンプルな分、故障のリスクは低いという側面もあります。

骨の本数は6本で、一般的な折りたたみ傘としては標準的な本数です。メーカーは品質検査を行っているとしていますが、スタッフレビューでは「強風の際に折れないか心配」「骨の本数が6本なので風の強い日はやや不安」といった声があり、強風に対する特段の強化構造は期待できない可能性があります。超軽量モデルほどではないにしても、風にあおられると破損しやすいことも考えられます。強い風が吹く予報の日や場所での使用は避けるのが無難でしょう。

本製品は2段式の折りたたみ傘で、折りたたんだ時の長さは約41cmとなります。これは一般的な3段式の折りたたみ傘（20cm台が多い）や5段式のコンパクト傘（15-20cm程度）と比較するとかなり長めです。「ミニ折りたたみ」とありますが、収納時のコンパクトさでは一般的な折りたたみ傘に劣ります。バッグのサイズによっては収納しにくい場合もあるため、持ち運びやすさよりも開閉のスムーズさ（骨を折る手間がない）を重視する方向けです。

撥水加工が施されているため、雨粒をある程度弾き、使用後の水滴は比較的少なくなります。しかし、傘の外側の生地自体に吸水性があるわけではなく、また特別な吸水ケースが付属するわけでもありません。雨天使用後は、しっかりと水滴を払ってから付属の収納袋に入れる必要があります。そのままバッグに入れると他の物が濡れる可能性があるため、電車内などで完全に濡らしたくない場合は、別途吸水性の傘カバーなどを用意する必要があります。

本製品は折りたたんだ状態で自立する構造にはなっていません。一時的に地面や床に置きたい場合は、壁などに立てかけるか、横にして置く必要があります。傘立てがない場所や、安定した場所に置けないシーンでは、手で持つかバッグに収納するなどの対応が必要です。携帯性を重視したデザインのため、自立機能は省かれています。