EUQQ YYK-Q28 オープンイヤー型

マルチポイント接続には対応していません。スマートフォンとPCなど、複数のデバイスを同時に接続してシームレスに切り替えることはできないため、デバイスを切り替える際はその都度接続操作を行う必要があります。複数のデバイスを頻繁に使用する方にとっては不便を感じる可能性があります。特に仕事用とプライベート用で異なるデバイスを使っている場合、接続の切り替えが手間になるため、この点を理解した上で検討が必要です。残念ながら、この価格帯ではマルチポイント機能の搭載は難しい傾向にあります。

CVC 8.0通話ノイズキャンセリング技術を搭載しており、通話時に周囲の騒音を低減し、相手にクリアな音声を届けることを目指しています。デュアルマイクと組み合わせることで、ユーザーの音声を優先的に拾い、背景のノイズを抑制する仕組みです。ただし、実際のノイズ低減効果や声のクリアさは、製品の品質や周囲の環境によって大きく異なります。静かな場所での通話であれば問題ない可能性が高いですが、人通りの多い場所や交通量の多い場所など、騒がしい場所での通話品質は上位モデルに劣る可能性があります。過度な期待はせず、補助的な機能として捉えるのが良いでしょう。

IPX6等級の防水性能を備えていると謳われています。これは、あらゆる方向からの強い噴流水に対して保護されるレベルであり、スポーツ中の大量の汗や突然の激しい雨にも耐えられることを示唆しています。そのため、ジムでのワークアウトや屋外での活動時にも安心して使用できるでしょう。ただし、水没には対応していませんので、シャワーを浴びたりプールで使用したりすることはできません。記載されている等級は価格帯としては高いですが、無名メーカーであるため、その信頼性については考慮が必要です。日常的な防汗・防雨対策としては十分な性能と言えます。

急速充電に対応しており、充電ケースを約10分充電することでイヤホンを約1時間使用可能と記載されています。これは、朝の準備時間など、短い時間でバッテリーを少し回復させたい場合に役立ちます。充電を忘れてしまった場合でも、一時的に使用を再開できる程度の駆動時間を確保できるため便利です。ただし、上位モデルのような短時間で大幅に回復するほどの高い効率ではない可能性があり、あくまで応急処置的な機能と考えるのが良いでしょう。フル充電には約1.5時間かかります。

デバイスに5分以上接続されない状態が続くと、バッテリーの無駄な消費を防ぐために自動的に電源がオフになる機能を搭載しています。これは、使用していない間のバッテリー消耗を抑え、次に使う時にバッテリー切れになっているリスクを減らすための基本的な省エネ機能です。電源の切り忘れ防止に役立ち、バッテリーを長持ちさせることにつながります。オープンイヤー型イヤホンに一般的に搭載されている便利な機能の一つです。

製品情報にイコライザー調整機能に関する記載はありません。専用アプリの有無も不明で、おそらく非対応と思われます。そのため、音楽や音声コンテンツの音質を、低音や高音などを強調するといった形で自分の好みに合わせて変更したり、聞くコンテンツに最適化したりすることはできません。製品本来の音質で聞くことになります。音質を細かくカスタマイズしたいユーザーには不向きな点です。この価格帯では、イコライザー調整機能が搭載されている製品は少ない傾向にあります。