Blackview Blackview BV4800SE

ディスプレイサイズは6.56インチと大型で見やすいです。解像度はHD+（1612x720または1560x720と推測）であり、一般的なフルHD+と比べると精細さでは劣ります。特に細かい文字や画像を拡大した際に差を感じる可能性があります。しかし、90Hzのリフレッシュレートに対応しているため、画面のスクロールやアニメーションは比較的滑らかに表示されます。発色や明るさは標準的で、屋内での使用には十分な品質ですが、屋外での視認性は上位モデルに及ばない場合があります。価格帯を考慮すれば妥当な品質と言えます。

Unisoc T615オクタコアプロセッサーを搭載し、日常的なタスク（ウェブ閲覧、SNS、動画視聴など）であればスムーズに動作します。基本RAMは4GBですが、仮想メモリ機能により最大12GB相当として利用できるため、複数のアプリを起動しても比較的安定しています。しかし、負荷の高い3Dゲームや動画編集といった処理能力を要求される用途には向きません。動作が重くなったり、アプリの起動に時間がかかったりする可能性があります。価格帯としては標準的な性能ですが、タフネスモデルに処理性能を求める方には物足りないでしょう。OSが最新のAndroid 15である点は評価できます。

5100mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これにより、一般的な使用であれば一日中バッテリー切れを心配することなく使用できます。省電力設計とAndroid 15の最適化により、さらに電池持ちが向上しているとされています。長時間の外出や、充電環境が限られるアウトドアでの使用において、この大容量バッテリーは非常に頼りになります。ただし、急速充電に関する具体的な仕様（ワット数など）の記載がなく、充電速度が標準的である可能性がある点には留意が必要です。付属の充電器で充電時間がかかる場合は、より高出力の充電器を用意する必要があるかもしれません。

アウトカメラは16MPのメインレンズを含むトリプルレンズ構成（16MP+8MP+2MP）です。インカメラは8MPです。明るい場所であれば、日常の記録として十分な写真を撮影できますが、解像度やセンサーサイズは一般的なミドルレンジスマホと比較して控えめです。特に暗所での撮影や、細部の描写、ダイナミックレンジの広さなどは、上位モデルには及びません。タフネスモデルであり、カメラ性能は主要なセールスポイントではないため、画質に強いこだわりがある方や、カメラでの表現力を重視する方には不向きです。あくまで日常的なスナップ写真や記録用途と考えた方が良いでしょう。