SanDisk SanDisk 外付け SSD 1TB USB3.2Gen2 ポータブル SSD SDDDE1-1T00-JA46

本製品は128ビットAES暗号化によるパスワード保護機能を搭載しています。この機能を利用するには、サンディスクのウェブサイトから専用ソフトウェアをダウンロードし、インストールする必要があります。Windows 10以降およびmacOS v12以降のOSに対応しており、設定を行うことで、万が一SSDを紛失したり盗難に遭ったりした場合でも、保存されたデータを不正なアクセスから保護できます。個人情報や機密性の高いファイルを扱うユーザーにとって、このセキュリティ機能は非常に重要です。ただし、ハードウェア暗号化ではなくソフトウェアベースであるため、暗号化処理がパフォーマンスにわずかな影響を与える可能性があります。

本製品は「洗練されたメタルデザインで耐久性」を備えており、頑丈な金属製の筐体が内部のSSDを物理的な衝撃から保護します。スタッフの評価でも「頑丈なメタル筐体」とされており、持ち運び時の不意な落下や衝撃に対して、一定の耐性があると考えられます。これにより、外出先での使用や移動中に発生しうるアクシデントによるデータ破損のリスクを軽減できます。ただし、具体的な耐衝撃性能の数値や落下試験の基準は明記されていないため、過度な衝撃には注意が必要です。一般的な使用環境であれば、その耐久性により安心して利用できるでしょう。

本製品には、SSDの健康状態や寿命をモニタリングするための専用ソフトウェアや機能は付属していません。スタッフのコメントでも「WindowsだとcrystalDiskで認識されず、状態が把握できないのがザンネン」と指摘されており、一般的なサードパーティ製ツールでも詳細な情報を取得できない可能性があります。SSDは消耗品であり、書き込み回数によって寿命が異なりますが、本製品ではその状態を事前に把握することが困難です。大切なデータを保存する際には、定期的なバックアップを別途行うなど、ユーザー自身でデータ保護の対策を講じる必要があります。SSDの状態を常に把握しておきたいユーザーには不向きかもしれません。

本製品には、複数のユーザーがSSDを共有する際に、特定のユーザーのみがデータにアクセスできるように制限する機能は搭載されていません。パスワード保護機能はありますが、これはSSD全体へのアクセスを制限するものであり、ユーザーごとに異なるアクセス権を設定するような詳細な管理機能ではありません。そのため、家族や職場で複数の人がSSDを共有し、それぞれに異なるアクセス権限を付与したい場合には、別途OSの機能やファイル共有設定で対応する必要があります。機密性の高いデータを複数人で共有するような用途には、この機能の欠如が制約となる可能性があります。

本製品には、SSDに保存されたデータを完全に消去するための専用機能やソフトウェアは提供されていません。SSDを廃棄したり、他人に譲渡したりする際に、個人情報や機密情報が漏洩するのを防ぐためには、データを完全に消去する機能が重要です。この機能がない場合、OSの標準的な削除機能やフォーマットだけではデータが完全に消去されず、専門的なツールを使えば復元される可能性があります。そのため、本製品を手放す際には、別途データ消去ソフトウェアを利用するなど、ユーザー自身で適切なデータ消去方法を検討する必要があります。セキュリティ意識の高いユーザーは注意が必要です。

本製品には、SSDのストレージ領域を複数のパーティションに分割するための専用機能やソフトウェアは搭載されていません。パーティション分割は、OSとデータを別々に管理したり、用途に応じてストレージを区切ったりする際に便利な機能です。本製品でパーティション分割を行いたい場合は、Windowsのディスクの管理ツールやmacOSのディスクユーティリティなど、OS標準の機能を利用する必要があります。SSDの購入時に、すぐに複数のパーティションに分けて使用したいと考えているユーザーは、OSの機能で対応可能であることを理解しておく必要があります。