IXP 電動精密ドライバー 38in1 精密ドライバーセット JM-390

本製品は電動での使用に加え、手動での使用にも対応しています。電動で大まかな作業を行った後、手動に切り替えることで、ネジの締め込み具合を指先の感覚で調整したり、より繊細な力加減が必要な精密な作業を行ったりすることが可能です。手動時の最大トルクは3N.mと電動（0.3N.m）よりも高いため、電動では回せない固いネジに対応できる場合もあります。

本製品にはネジを締め付ける力の強さを調整するトルク調整機能が搭載されていません。そのため、特に小さくデリケートなネジや、電子機器内部の基板などに対して締め付けを行う際は、電動でのオーバートルクによる破損リスクに十分注意が必要です。正確な締め付けトルク管理が必要な作業には不向きと言えます。力加減は手動モードやユーザー自身の感覚に頼ることになります。

ドライバーの先端部分に作業箇所を照らすためのLEDライトが搭載されています。このライトにより、照明が十分でない場所や、分解した機器の内部など、暗くて見えにくい箇所のネジ穴やネジ頭を明るく照らすことが可能です。これにより、ビットとネジ穴の位置合わせが容易になり、誤ってネジ山を潰したり、ネジを落としたりするリスクを減らし、作業精度を高めるのに役立ちます。

本製品は、本体に搭載されたボタン操作により、ビットの回転方向を正転（時計回り、ネジ締め）と逆転（反時計回り、ネジ緩め）に簡単に切り替えることができます。これにより、ネジを締め込むだけでなく、取り外す作業も電動で行うことが可能になり、手作業に比べて大幅に効率が向上します。直感的な操作でスムーズに作業を進められます。

付属の豊富な種類のビットを、本体先端のマグネット式チャックに差し込むだけで容易に交換できます。マグネットの力でビットがしっかりと保持されるため、作業中にビットが不用意に脱落する心配が少なく、快適に作業を行えます。付属ビットだけでなく、市販されている4mm規格の精密ドライバービットも使用できるため、さらに多様なニーズに対応可能です。

本製品のLEDは充電状態（赤点灯：充電中、青点灯：充電完了）を示すのみで、使用中のバッテリー残量を具体的に表示する機能は搭載されていません。そのため、作業中に突然バッテリーが切れる可能性があり、特に長時間の作業を行う際は注意が必要です。事前に満充電にしておくか、作業時間の目安を把握しておくことが望ましいでしょう。