シャープ(SHARP) RE-SD18B-B オーブンレンジ らくチン！（絶対湿度）センサー

このオーブンレンジは、最大900Wの電子レンジ機能と最高温度250℃のオーブン機能を備えています。「らくチン！（絶対湿度）センサー」により、食材の湿度を検知して自動で調理してくれるため、時間や分量設定の手間が省けます。しかし、パンやお菓子作りで重要な熱風循環（コンベクション）機能や、ヘルシー調理に役立つ過熱水蒸気機能に関する記載はありません。基本的な温めや簡単なオーブン料理には対応できますが、本格的な調理や多様なメニューを楽しみたい場合は、機能面で物足りなさを感じるかもしれません。

庫内容量は18Lで、一人暮らしや二人暮らしといった少人数世帯にちょうど良いサイズ感です。本体も比較的コンパクトなので、キッチンの限られたスペースにも設置しやすいでしょう。ワイドフラット庫内なので、大きなお皿も出し入れしやすく、庫内のお手入れも簡単です。ただし、30Lクラスの製品と比較すると、一度に調理できる量や、大きな食材（丸鶏など）を調理する際には制限があります。

庫内はフラットで段差が少ないため、調理後に飛び散った油汚れなどをサッと拭き取りやすいのが特徴です。間口も広く、大きなお皿や調理器具の出し入れもスムーズに行えます。ただし、上位機種に搭載されているような、蒸気で汚れを浮かす自動お手入れ機能はありません。そのため、定期的な手動での拭き掃除は必要になります。

シャープは長年の実績を持つ信頼できる家電メーカーです。通常、1年間のメーカー保証が付いています。しかし、本製品に関しては、スタッフレビューで「気密性に難あり」「蒸気によるショートで操作不能」といった具体的な不具合が報告されています。このため、一般的なメーカーの信頼性とは別に、この製品自体の耐久性や長期的な安定性については、購入前に慎重に検討する必要があります。

「らくチン！（絶対湿度）センサー」が搭載されており、庫内の湿度を検知して最適な調理を自動で行ってくれます。これにより、例えば「あたため」や「解凍」の際に、時間やワット数を自分で設定する手間が省け、失敗しにくくなります。ただし、より高精度なセンサー（例：多点赤外線センサー）と比較すると、食品の温度を細かく検知する能力には限界がある可能性があります。