EastForce MONSTER LUMBIRT2.0(モンスターランバート) MLUMC2BK

このチェアは、ランバーサポートの3段階可動域調整、背面の5段階高さ調節、ヘッドレストの角度・高さ調節、そしてアームレストの昇降・角度・前後左右スライドといった、多岐にわたる独立した調整機能を備えています。これにより、ユーザーは自身の体型や作業内容、好みに合わせて各部位を細かく設定し、最適な座り心地と姿勢サポートを実現できます。長時間のデスクワークにおいて、身体への負担を軽減し、集中力を維持するために非常に重要な機能群です。

アームレストがリクライニングの動きに追従する設計となっており、背もたれを倒した際にも腕が常に適切な位置でサポートされます。これにより、リクライニング中も腕や肩に余計な負担がかかることなく、快適な姿勢を保つことができます。特に、休憩時にリクライニングを利用する際や、作業中に姿勢を頻繁に変えるユーザーにとって、この追従機能は非常に有効であり、ストレスフリーな使用感を提供します。

このチェアには、特定の「体圧分散機能」という名称の機能は明示されていません。しかし、人間工学に基づいた設計、メッシュ素材の背面、そしてクッション座面が採用されていることから、座面全体で体重を適切に分散し、特定の部位に圧力が集中するのを軽減する効果は期待できます。長時間の着座において、お尻や太ももへの負担を和らげ、快適性を高めるための基本的な配慮はなされていると考えられます。

2Dヘッドレストは、3段階の角度調節と8cmの高さ調節が可能です。これにより、ユーザーは自身の身長や首のカーブに合わせてヘッドレストの位置を最適化し、首や頭部をしっかりとサポートできます。長時間の作業中に首や肩にかかる負担を軽減し、リラックスした姿勢を保つために重要な機能です。適切なヘッドレストの調整は、猫背の予防や肩こりの緩和にも寄与します。

このチェアのアームレストは「変幻自在の360度アームレスト」と称される通り、昇降（6.5cm）、角度調節（3段階）、前後スライド（5.5cm）、左右スライド（4.5cm）と非常に多機能な調整が可能です。これにより、デスクの高さや作業内容、個人の体格に合わせて、腕や肘を最適な位置でサポートできます。キーボード操作やマウス作業時の腕の疲労軽減に大きく貢献しますが、ロック機能がないため、意図せず動いてしまう可能性がある点には注意が必要です。

このチェアは最大130度のリクライニング機能を備え、4つの角度で固定が可能です。これにより、作業の合間に体を伸ばしたり、収納式フットレストと組み合わせて仮眠を取ったりする際に便利です。ただし、リクライニングの硬さ調節は「セルフアジャストリクライニング」が採用されており、ユーザー自身で硬さを調整することはできません。このため、ロッキングの強さや範囲を細かく調整したいユーザーにとっては、一部制限があると感じるかもしれません。