VersLife ロボット掃除機 水拭き 両用 VersLife L6

本製品は部屋の形状を記憶し、効率的な清掃ルートを計画するマッピング機能は搭載していません。そのため、上位機種のような部屋の区画分けや特定のエリアへの進入禁止設定はできません。清掃は主にランダム走行や弓形走行、壁際走行などのモードで行われます。これにより、掃除の効率性や網羅性において、マッピング機能を持つ製品に劣る可能性があります。しかし、高性能センサーによる障害物回避や落下防止機能は備わっており、基本的な清掃は問題なく行えます。

スマートフォンアプリを通じて、清掃モードの選択、吸引力や水量の調整、清掃スケジュールの設定、遠隔操作などが可能です。これにより、外出先からでも手軽に掃除を開始したり、停止したりすることができます。ただし、Wi-Fi接続は2.4GHz帯のみに対応しており、5GHz帯のWi-Fi環境では接続できない点に注意が必要です。また、一部のユーザーからはアプリ接続に手間取るとの声もあるため、初期設定時には取扱説明書をよく確認することをお勧めします。

約15mmまでの段差を乗り越えることが可能です。これにより、フローリングから畳、カーペットなど、異なる床材の間にあるわずかな段差もスムーズに移動し、部屋全体を途切れることなく清掃できます。掃除の途中で止まってしまう心配が少なく、広範囲を自動でカバーできるため、利便性が向上します。ただし、厚手のマットや特定の形状の段差では乗り越えられない場合や、落下防止センサーが反応しない可能性もあるため、注意が必要です。

アプリ上で掃除してほしくない場所を仮想的に設定する進入禁止エリア設定機能は搭載されていません。水拭き機能を使用する際に、カーペットやデリケートな床材を濡らしたくない場合は、物理的にロボット掃除機の進入を遮断する必要があります。例えば、ドアを閉める、障害物を置くなどの対策が必要です。この機能がないことで、特定の場所を避けて掃除したい場合には、手動での介入が必要となるため、利便性が一部制限されます。

バッテリー残量が少なくなると、ロボット掃除機が自動で充電ステーションに戻り、充電を開始します。これにより、ユーザーが手動で充電する手間が省け、常に次の清掃に備えることができます。掃除の途中でバッテリーが切れて停止してしまう心配が少なく、特に広い部屋や複数の部屋を掃除する際に非常に便利な機能です。充電が完了すると、再び清掃を再開することはありませんが、いつでもフル充電の状態を保てます。

本製品には、掃除機本体のダストボックスからゴミを自動で収集するステーションは付属していません。そのため、ダストボックスに溜まったゴミは、ユーザーが手動で定期的に捨てる必要があります。ダストボックス容量は450mlと比較的大きめですが、ゴミ捨ての頻度をさらに減らしたい方や、ゴミに触れることなく清潔に処理したい方にとっては、この機能がないことがデメリットとなる可能性があります。