Canon iVIS HF R21 BK

本製品はデジタル手ブレ補正（ダイナミックモード）を搭載しており、ワイド側の手ブレを強力に補正します。光学式手ブレ補正と比較すると、補正能力は劣る可能性がありますが、日常的な撮影や動きの少ないシーンでは十分な効果を発揮します。特に、軽量なボディと組み合わせることで、手持ち撮影時の負担を軽減し、安定した映像を記録するのに役立ちます。

被写体を自動で追尾しピントを合わせ続ける機能に関する明確な記載はありません。顔を認識する「フェイスキャッチテクノロジー」は搭載されていますが、これは特定の被写体を追尾し続ける機能とは異なります。動きの速い被写体や、複数の被写体が入り乱れるシーンでは、手動でのピント合わせが必要になる場合があります。

暗い場所での撮影に特化した「ナイトモード」機能に関する記載はありません。ただし、映像エンジン「DIGIC DVⅢ」により高感度撮影時の低ノイズ化が図られており、ある程度の暗所性能は期待できます。しかし、専用のナイトモードがないため、極端に光量が少ない場所での撮影では、ノイズが増えたり、映像が暗くなったりする可能性があります。

風の音を低減する機能に関する記載はありません。屋外での撮影時には、風切り音が入ってしまう可能性があります。特に風の強い日や、風が直接マイクに当たるような状況では、音声が聞き取りにくくなることが予想されます。クリアな音声を求める場合は、外部マイクの使用を検討する必要がありますが、本製品には外部マイク端子の記載もありません。

映像に絵や文字を書いたり、マークで飾り付けができる「タッチデコレーション」機能を搭載しています。これは撮影中や再生時にスタイラスペンや指先で操作でき、27種類のフレームも利用可能です。本格的な映像編集機能ではありませんが、簡易的な装飾やパーソナライズを行うことで、より楽しく映像を仕上げることができます。

Wi-Fi転送機能に関する記載はありません。撮影した映像をスマートフォンやタブレットに直接転送することはできません。映像を共有するには、SDカードを取り出してパソコンに接続するか、USBケーブルでカメラとパソコンを接続する必要があります。手軽にSNSにアップロードしたり、ワイヤレスで共有したりしたい場合には不便を感じる可能性があります。